正論

武漢ウイルス禍に「強権」対応を 東洋学園大学教授・櫻田淳

 横浜・大黒ふ頭沖に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=2月4日午前8時7分
 横浜・大黒ふ頭沖に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=2月4日午前8時7分

 去る1月中旬以降、各国に拡散した武漢ウイルス禍では、2月13日、日本国内で最初の死亡者が出た。2月下旬時点では中国内で感染者数7万、死亡者数2千を超えたウイルス禍に際して、日本政府の初動対応は、残念ながら「失敗」だったという評価になるのであろう。

 筆者は、「国内感染者増加のトレンドが止められず、死亡者がゼロに抑えられなければ、失敗」との評価基準を示したので、そういう評価を下さざるを得ない。

 ≪日本政府の初動対応「失敗」≫

 しかも、2月初頭の10日ほど、世間の耳目が集まっていた武漢からの帰国者やクルーズ船乗客・乗員ではなく、全く別の特定困難の感染ルートから最初の死亡者が出ている。

 こうした対応では、国民各層の不安は、払拭されまい。