正論

「縦深性」で日本経済腰折れ防げ 双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

中国と韓国からの入国制限が始まり、成田空港の検疫所では対象の便の到着を前にサーモグラフィーカメラを設置していた=9日午前、成田空港(佐藤徳昭撮影)
中国と韓国からの入国制限が始まり、成田空港の検疫所では対象の便の到着を前にサーモグラフィーカメラを設置していた=9日午前、成田空港(佐藤徳昭撮影)

 新型コロナウイルスの拡大は、われわれの日常を一変させた。年初の時点で、このような事態をいったい誰が予測しただろうか。

 筆者が台北市郊外の桃園空港で、「武漢肺炎」への警告を見かけたのは1月10日のこと。台湾の入国管理も、そのときはまだ「おざなり」モードであった。それからわずか2カ月、ウイルスは全世界に蔓延(まんえん)してしまった。