正論

日本の医療活かしコロナ対策を 精神科医、国際医療福祉大学教授・和田秀樹

精神科医、国際医療福祉大学教授・和田秀樹氏 
精神科医、国際医療福祉大学教授・和田秀樹氏 

 新型コロナウイルスへの世界的パニックは、いつ終わりが迎えられるのかが読めない状況だ。実際、シンガポールやタイなどでも感染が起こっているのだから、インフルエンザのように夏になれば収束することも期待しづらい。

 ≪長期戦と集団免疫の発想≫

 もちろん、特効薬やワクチンなどが開発されれば今の不安感はかなり緩和されるだろうが、数カ月の単位で期待するのはかなり困難だろう。現時点で、感染拡大を防ぐという封じ込め型の対策が原則となっている。

 ただ、このウイルスが、MERS(致死率35%)やSARS(致死率10%)ほど強毒性のものではないから、別の対策が考えられないことはない。