正論

武漢ウイルス禍収束後の世界は 東洋学園大学教授・櫻田淳

 武漢ウイルス禍の拡散を前にして、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は、3月11日に「パンデミック」を宣言し、13日には「欧州は今やパンデミックの震源地となった」と語った。

 ≪中国の責任回避の対外姿勢≫

 WHOの「パンデミック」宣言直前、習近平中国国家主席が武漢を訪れ、ウイルス禍の「国内封じ込め」を宣言して以降、中国共産党政府の対外姿勢は、初動対応の失敗により災禍を諸国に広げた事実を糊塗(こと)し、早期に「封じ込め」を成したと自負をもって自らの優位を誇示するものになっている。