
世界的大流行(パンデミック)となった新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた必死の戦いが続いている。今後を占う上で最近、気になる調査結果がふたつあった。ひとつは米誌「USニューズ&ワールド・リポート」が1月に発表した「世界最高の国ランキング2020」。日本は文化的影響力などが評価され、評価対象73カ国中3位にランクされた。
もうひとつはギャラップ・インターナショナル・アソシエーションが3月、世界30カ国で行った新型コロナウイルスに関する世論調査。「拡散防止に役立つなら自分の人権をある程度犠牲にしてもかまわない?」の考えに、オーストリアの95%をトップに平均75%が「そう思う」と答えた。対する日本の肯定的回答は最下位の32%。