正論

コロナ…知識と経験を人類蓄積に 東洋学園大学教授・櫻田淳

大型ビジョンに流れる緊急事態宣言に関する安倍晋三首相の会見映像。手前は新宿・歌舞伎町=4月7日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)
大型ビジョンに流れる緊急事態宣言に関する安倍晋三首相の会見映像。手前は新宿・歌舞伎町=4月7日午後、東京都新宿区(鴨川一也撮影)

 武漢ウイルス禍に際して、緊急事態宣言解除に至るまでの日本政府の対応方針は、果たして「成功」と評し得るものであったか。5月下旬時点で人口100万人当たりの感染者数が140程度、死者数が6強程度という水準に抑えている日本の対応は、客観的には諸国の中でも「成功」と位置付けられるものかもしれない。しかし、その内外の評価は実に低い。

 ≪日本=スキニー・ガール説≫

 いわゆる、「日本モデル」によるウイルス禍対応への評価について、『アジア・タイムズ』(4月20日配信)は、次のような興味深い記述を紹介している。

 「日本は、ジャンク・フードを食べ運動もしていないのに痩せている少女(スキニー・ガール)のようなものである。半分の人々は、それを無視し、他の半分の人々は、それを憎もうとするのである」