正論

コロナ禍転じ社会変革の起爆剤に 早稲田大学教授・川本裕子

テレワークでビデオ通話する男性
テレワークでビデオ通話する男性

 新型コロナウイルスへの対応の中から生まれたテレワークの拡大。日本を停滞させてきた諸課題の解決に向けた起爆剤になる可能性も秘めている。

 多人数の会議の禁止、夜の懇親会自粛が実施される中、テレワークの拡大により、会議の参加者や時間を見直し、無駄なプロセスを省くことができた、という人は多い。経営者からは「考える時間が増えてよかった」という声も聞く。各人が時間の使い方について振り返り、改革が前進している。

 ≪テレワークで「儀式」見直し≫

 筆者の大学院の講義も4月から全面的に遠隔で行っている。教材の準備に時間をかけ、学生とのやりとりも普段よりも多くなり、なかなか良いものになっているように感じる。