正論 戦後75年に思う

武漢ウイルス禍と米中確執の夏に 東洋学園大学教授・櫻田淳

マイク・ポンペオ米国国務長官は、「共産主義・中国と自由世界の未来」と題された演説で、中国共産党体制それ自体に対する対決姿勢を鮮明に打ち出した(ロイター)
マイク・ポンペオ米国国務長官は、「共産主義・中国と自由世界の未来」と題された演説で、中国共産党体制それ自体に対する対決姿勢を鮮明に打ち出した(ロイター)

 第二次世界大戦終結後、三四半世紀(さんしはんせいき)の節目の夏は、武漢ウイルス禍「第2波」到来が語られ、米中確執が激越になる中で、迎えることになった。

 ≪「第二次冷戦」新たな段階≫

 折しも、去る7月23日、マイク・ポンペオ(米国国務長官)は、「共産主義・中国と自由世界の未来」と題された演説で、中国共産党体制それ自体に対する対決姿勢を鮮明に打ち出した。

 ポンペオ演説は、中国という「フランケンシュタイン」を生んだ米国歴代政権の対中関与政策を失敗と総括した上で、「欧州、アフリカ、南米、特にインド太平洋地域の民主主義国家の尽力」を前提とした同盟形成を呼び掛けたのである。