
≪静まり返る靖国神社の社頭≫
中国・武漢発の新型コロナの感染が拡大する中、4月の靖国神社春季例大祭には勅使の奉幣はあったが、ご遺族らの参列はなく、境内は静まり返っていた。
また、例年、大・小約3万個以上の献灯に包まれ、多くの若者たちで参道が溢(あふ)れ返る7月のみたままつりも本年は中止となり、参道にはほとんど人影さえなかった。
先の大戦で散華された英霊の中には、未婚のまま亡くなられた方々も少なくない。そこで子孫を持たない方々のお祀(まつ)りは国民こぞって行うべきだと、終戦の翌年、長野県遺族会の有志が盆踊りを奉納したことから始まったのが、みたままつりである。