正論

反日のため国家滅ぼす愚犯すな 龍谷大学教授・李相哲

ソウルの韓国国会で演説する文在寅大統領=7月16日(共同)
ソウルの韓国国会で演説する文在寅大統領=7月16日(共同)

 いま韓国ではまたもや「親日残滓(ざんし)の清算」が喫緊な課題として浮上したらしい。与党、共に民主党は国立墓地に眠る「親日出身者」の遺骨を掘り出して移葬する「破墓法」(国立墓地法の改正)を発議、今国会で可決する構えだ。野党は「前近代的な“剖棺斬屍(ざんし)”(遺体を棺(ひつぎ)から引き出して斬刑に処する「凌遅(りょうち)の刑」)ではないか」と批判するが、法案には3分の2近い国会議員が賛成の見込みという。

 ≪百年前と変わらぬ韓国政治≫

 “剖棺斬屍”(凌遅の刑)は、人類史上もっとも野蛮な刑罰だ。墓を暴き、遺体を取り出し切断してさらす方法で死んだ人間の過去の罪を問い、その一族を罰する。朝鮮半島では李王朝末期の1885年、金玉均氏ら急進開化派官僚によるクーデターに参加した独立党員とその家族をこの刑で罰した。その時、九死に一生を得て日本に逃れていた首謀者の金玉均氏は約10年後に上海で暗殺され、遺体は本国に送られるが、時の朝鮮政府は「反逆者」への怨恨(えんこん)を晴らすため「凌遅の刑」に処した。