正論

「難敵」登場と米大統領選の行方 名古屋市立大学教授・松本佐保

トランプ米大統領(右)とバイデン元副大統領(左)の像の前で記念セルフィ―を撮る通行人=フロリダ州(AP)
トランプ米大統領(右)とバイデン元副大統領(左)の像の前で記念セルフィ―を撮る通行人=フロリダ州(AP)

 米国の大統領選が本格化し、投票まで2カ月となった。トランプ大統領の支持基盤として重要な南部フロリダ州やテキサス州で新型コロナウイルス感染者が急増するなど感染対策とともに、人種問題で足をすくわれた感が否めない現政権である。

 ≪やりづらいトランプ氏≫

 そうした中、大統領選では民主党の副大統領候補にカマラ・ハリス氏の指名が話題をさらった。彼女こそ2024年の大統領だという声もあるぐらいだ。しかしバイデン氏自身が、それを覚悟のうえで、かつて彼を激しく批判したこともあるハリス氏を指名したのである。