正論

菅政権の教育改革に期待する 精神科医、国際医療福祉大学教授・和田秀樹

閣議後、記者団の取材に応じる萩生田光一文科相。安倍晋三前首相の私的諮問機関だった教育再生実行会議の存続について「菅義偉(すが・よしひで)首相から了解をいただいた」と明かした=9月18日、首相官邸(春名中撮影)
閣議後、記者団の取材に応じる萩生田光一文科相。安倍晋三前首相の私的諮問機関だった教育再生実行会議の存続について「菅義偉(すが・よしひで)首相から了解をいただいた」と明かした=9月18日、首相官邸(春名中撮影)

 菅義偉氏が内閣総理大臣に選ばれ、きわめて人気が高い状況が続いている。携帯電話料金の値下げなど庶民に分かりやすく明確なメリットのある政策や、デジタル庁の設置だけでなく、河野太郎行革担当相のハンコ廃止の明言など、政策実行のスピード感もあいまって、安倍晋三内閣以上の人気の様相だ。

 ≪「学力軽視」路線の転換を≫

 私自身も菅新首相には期待するところが大きい。一つは、本人も自任するように、たたき上げの苦労人ということである。社会に出てからの勉強の価値も分かっているだろうし、努力によって成功するという体験もなさっている。