正論

日本外交の真価が問われるとき 名古屋市立大学教授・松本佐保

6日、東京で行われた第2回日米豪印の外相会合(AP)
6日、東京で行われた第2回日米豪印の外相会合(AP)

 米国の対中国外交は経済・貿易戦争にとどまらず、サイバーを含む軍事的なライバル関係に突入していることは、もはや周知のことである。実際に米国は軍事力を中東から徐々に撤退させ、その比重をアジア・インド・太平洋地域にシフトさせている。

 中東からの米軍撤退については、シリアやイラク問題を放置したままへの批判はあるが、米国の相対的なパワーの衰退に伴い、中東とアジア・太平洋の双方を防衛することは困難であり、その優先順位がアジアとなることは必然的であろう。