正論

立皇嗣の礼の次は旧宮家対策を

「立皇嗣宣明の儀」を終え、宮殿を出られる秋篠宮さま=8日午前11時47分、宮殿・南車寄(代表撮影)
「立皇嗣宣明の儀」を終え、宮殿を出られる秋篠宮さま=8日午前11時47分、宮殿・南車寄(代表撮影)

 □国士舘大学特任教授、日本大学名誉教授・百地章

 コロナ禍で大幅に延期されていた秋篠宮文仁親王殿下の立皇嗣(りっこうし)の礼が、11月8日、皇居・宮殿において厳粛に挙行された。

 ≪名実共に皇太子と同じ地位に≫

 宮殿・松の間で行われた「立皇嗣宣明の儀」では、天皇陛下によって秋篠宮さまが皇位継承順位第1位であることが内外に宣明され、続いて鳳凰の間では皇太子の御印である「壺切御剣(つぼきりのぎょけん)」を秋篠宮さまが継承された。その後再び松の間で両陛下が秋篠宮さまにお会いになる「朝見の儀」が行われた。この立皇嗣の礼が恙(つつが)なく挙行されたことによって、秋篠宮さまは名実共に皇太子と同じ地位に就かれたことになる(退位特例法第5条)。つまり皇室典範第2条4号および退位特例法第5条により、法的にはすでに「皇嗣」となられていた秋篠宮さまが、一連の儀式を経られることによって、国民の目に見える形で「皇嗣」となられたことになる。