正論

「大学進学推進策」は望ましいか 青山学院大学教授・福井義高

閣議に臨む萩生田光一文科相=12月1日午前、首相官邸(春名中撮影)
閣議に臨む萩生田光一文科相=12月1日午前、首相官邸(春名中撮影)

 今年度から「高等教育の修学支援新制度」が導入された。いわゆる大学無償化である。導入に当たり、萩生田光一文部科学相は、「様々な人に出会い、経験を積み、多くを吸収し、自らの可能性を広げてください。そして、卒業後は、それぞれの道で活躍し、皆さんの人生をより豊かなものとしてください。その上で、もし、機会があれば、広く社会や他の誰かのために、力になっていただければ、とても嬉しいです」というメッセージを発表している。

 しかし、萩生田文科相をはじめ、制度導入に尽力した人々の思いとは裏腹に、この制度は対象となる学生にとって必ずしもプラスになるとはかぎらない。