正論

河野談話は記述の根拠たり得ず 教育研究者・藤岡信勝

記者会見で「従軍慰安婦」の記述問題は「絶対に譲れない最後の一線」と訴える新しい歴史教科書をつくる会の藤岡信勝副会長ら=1月28日、東京・霞が関
記者会見で「従軍慰安婦」の記述問題は「絶対に譲れない最後の一線」と訴える新しい歴史教科書をつくる会の藤岡信勝副会長ら=1月28日、東京・霞が関

 ≪政府の統一見解に違反≫

 令和元年度の教科書検定に合格し、この4月から使われる山川出版社の中学歴史教科書の中に「いわゆる従軍慰安婦」なる言葉が登場した。この記述の削除を求めて1月28日、新しい歴史教科書をつくる会と慰安婦の真実国民運動は連名で2度目の申入書を萩生田光一文部科学相宛てに提出した。

 論点の一つは、「従軍慰安婦」の記述が、「閣議決定その他の方法による政府の統一的な見解」に反するのではないかというものだった。政府はすでに慰安婦問題の3大争点であり、言葉の実質的な意味内容をなしている、(1)強制連行(2)性奴隷(3)20万人-の全てを繰り返し否定しているからだ。