裁判員裁判が長期化 最長207日 除外規定適用なし

Messenger

 裁判員裁判が長期化するケースが相次いでいる。今月8日に判決を言い渡した神戸地裁姫路支部の裁判員裁判では、初公判から判決までの実審理期間が過去最長の207日。最高裁によると100日超となるのは8件目だ。裁判員法には「著しく長期」となる場合は裁判員裁判の対象から外せるとの規定があるが、適用例はない。座間9遺体事件など長期審理が予想される裁判も控える中、裁判員の負担軽減が課題として浮かび上がっている。(滝口亜希)