リストラ、工場閉鎖…ピンチ救うも ひずみ生んだゴーン改革

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 金融商品取引法違反の疑いで逮捕された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)は、旧弊を打破して徹底的な合理化を図ることで、数々のピンチから日産を救ってきた。ただ、成功の裏には常に大量リストラや工場閉鎖という強権的な手法がつきまとい、厳しいコストカットが現場の疲弊を招いたとの指摘も。実際にリストラの憂き目にあった元社員は今回の事件に、「こちらにだけ痛みを押しつけていたということか」と憤る。

 日産が経営危機に陥っていた平成11年6月。仏ルノーから送り込まれたゴーン容疑者は、最高執行責任者(COO)として初めて日産の手綱を握った。