検察エースと元特捜部長が対決 手の内知る「ヤメ検」 ゴーン容疑者逮捕

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 日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)の報酬過少記載事件は、3日で東京地検特捜部による逮捕から2週間。ゴーン容疑者の弁護人には元特捜部長の大鶴基成弁護士(63)が就き、捜査を指揮する森本宏特捜部長(51)はかつての上司と対決する構図となった。一方、特捜部と司法取引に応じた日産幹部らをサポートするのも元検事の弁護士たち。事件では通称「ヤメ検」が水面下で重要な役割を果たしており、その駆け引きも注目される。