「明るい皇室」見据え未来へ 雅子さま「伝統と独自色」ご活動に幅

象徴 次代へ(下)
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 「触ってもよろしいでしょうか」。皇后さまの許しを得て、皇太子妃雅子さまは桑の葉を食べる蚕を、そっと手のひらに乗せられた。孵化(ふか)から2週間ほど。5センチに満たない日本純産種の蚕「小石丸」を慈しむようになでられた。昨年5月13日、雅子さまはご一家で皇居・紅葉山(もみじやま)御養蚕所をご訪問。皇室に伝わる養蚕を、皇后さまからじかに学ばれる機会だった。

 「ビデオも撮ってありますからね」「できる範囲でなされば…」

 配慮がにじむ皇后さまのお言葉。雅子さまの顔に笑みが広がる。宮内庁関係者はその光景に安堵(あんど)した。