ごまかし、虚偽説明…勤労統計不正で厚労省の悪質対応露呈

Messenger

厚労省監察チームの初会合を終え、記者団の質問に答える根本厚労相=17日午前、厚労省

厚労省監察チームの初会合を終え、記者団の質問に答える根本厚労相=17日午前、厚労省

 「毎月勤労統計」の不適切調査をめぐっては、厚生労働省のごまかしや、ルール無視など悪質性が際立つ。他省から「統計法違反」との指摘があり、職員が罰を受ける事態も想定。問題の影響で追加給付費は総額約800億円に膨らむ。国のミスを国民が肩代わりすることにもなり、国への非難が高まっている。

 「常に正確性が求められる政府統計の信頼を毀損(きそん)する極めて重大な事態」。17日に開かれた有識者による特別監察委員会で、根本匠(たくみ)厚労相はこう強調した。しかし不信を招いたのは他ならぬ厚労省の対応だ。昨年1月に不正が発覚したものの公表せず、ごまかしで通せると踏んだ形跡がある。