生ごみたかる虫が人類救う?世界が注目の食物サイクル

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 「アメリカミズアブ」は、ハチに似たアブの一種だ。幼虫が生ごみにたかる姿から好印象を抱く人は少ないかもしれないが、この虫が食糧難や「フードロス問題」の切り札になる可能性があるとして、国内外で熱い視線が注がれている。その取り組みが、現在大阪で進んでいる食品廃棄物などを食べて育つアメリカミズアブの幼虫を粉末状にし、餌として養殖魚に与えるというものだ。虫が描く「循環型モデル」は、人類の未来を切り開くのだろうか。(細田裕也)

魚の餌に変身

 北米原産で戦後まもなく日本に定着したとされるアメリカミズアブ。体長は2センチ程度で、人を刺すことはない。生ごみを堆肥に変えるコンポストなどから大量発生した幼虫を見た人もいるかもしれない。