出口なき統計不正問題 ずさんな調査、絶たれる継続性

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厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館外観=11日午後、東京都千代田区の厚労省(納冨康撮影)

厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館外観=11日午後、東京都千代田区の厚労省(納冨康撮影)

 厚生労働省は、「毎月勤労統計」調査が不適切だった問題をめぐる同省の特別監察委員会の調査がずさんだったことが次々と明らかになり、出口を見いだせずにいる。勤労統計の基礎資料が見つからない一部期間について再集計はほぼ不可能で、基幹統計の生命線でもある「継続性」が絶たれる事態になった。

 30日に行われた総務省の統計委員会(委員長・西村清彦政策研究大学院大学特別教授)で、一部データが紛失または廃棄され、平成16~23年分の再集計が困難であることを厚労省が伝えると、委員からは怒りの声が相次いだ。