■第96回 戦争と報道(2)
満州事変を主導した軍部と、扇動した新聞メディア。だが、満州における権益保護を訴え、関東軍の積極行動を支持した新聞などの主張が、すべて理のないものだったわけではない。
1928(昭和3)年6月の張作霖爆殺事件以降、満州に排日の嵐が吹き荒れていたからだ。
民間外交団体が編集した対支回顧録によると、こんなことが頻繁に起きていたという。
満州事変を主導した軍部と、扇動した新聞メディア。だが、満州における権益保護を訴え、関東軍の積極行動を支持した新聞などの主張が、すべて理のないものだったわけではない。
1928(昭和3)年6月の張作霖爆殺事件以降、満州に排日の嵐が吹き荒れていたからだ。
民間外交団体が編集した対支回顧録によると、こんなことが頻繁に起きていたという。