裁判員制度10年 経験者と法曹三者が語る

 国民が刑事裁判に参加する裁判員制度を経験した人は、今年3月末時点で9万1342人(補充裁判員含む)。裁判官、検察官、弁護士の法曹三者と、裁判員経験者に制度の10年を振り返ってもらった。

最高裁刑事局長の安東章氏(三尾郁恵撮影)
最高裁刑事局長の安東章氏(三尾郁恵撮影)

■最高裁刑事局長・安東章氏「説得力ある判断が実現」

 この10年で刑事裁判は劇的に変わった。裁判員制度施行を契機に、裁判員らが法廷で直接証拠に触れ、心証をとることの重要性が認識された。法廷が活発化し、攻防の中心となった。