来春の私大入試は「超」安全志向 早慶、MARCHなど志望者減 人気顕著は情報系学部

 来年1~3月に実施される私立大入試で、早稲田大や慶応大など難関・上位校の志望者数が前年に比べ軒並み減少していることが、大手予備校の河合塾がまとめた入試動向で分かった。前年も上位大の志望者が中堅大に流れる傾向がみられたが、今年はさらに下位の大学の志望者数が増えているという。大学入学共通テストの混乱を受け、浪人を嫌がる受験生の間で例年以上に安全志向が高まっているようだ。

さらに難易度下げ

 河合塾が10月下旬~11月初旬に実施し、全国で約30万人が参加したマークシート式模擬試験(全統マーク模試)の結果を分析した。