偏西風

恵方巻きと食品ロス 「始末の心」で無駄なく使おう 堀川晶伸

「フードバンク関西」に提供された、流通ルートに乗らないキャベツ。食品ロスの削減に直結した取り組みだ=神戸市東灘区(南雲都撮影)
「フードバンク関西」に提供された、流通ルートに乗らないキャベツ。食品ロスの削減に直結した取り組みだ=神戸市東灘区(南雲都撮影)

 縁起物の「恵方(えほう)巻き」を節分に食べる風習を知ったのは、四国の高校を卒業し大阪の大学に入ってからだった。「巻きずしを丸かぶりするなんて…」と思っていたが、いつしかなじんでしまい、今では当日に食べないとどこか物足りない。

 そんな恵方巻きが、近年は風物詩以外のニュースの“主役”となっている。シーズン後、大量に廃棄される画像がきっかけで、まだ食べることができる食品を捨ててしまう「食品ロス」と結びつけられたためだ。

 2年前には、兵庫県内のスーパーが折り込みチラシで「今年は全店、昨年実績で作ります」と、売り方の見直しを“宣言”。消費者の理解を求めつつ廃棄量を減らし、話題を集めた。