偏西風

阪神大震災、26年の区切り 「災後」の蓄積 ここから未来へ 大阪本社写真報道局長・堀洋

阪神大震災の追悼行事を前に「希望の灯り」を分灯する参加者ら=9日午後、神戸市中央区(彦野公太朗撮影)
阪神大震災の追悼行事を前に「希望の灯り」を分灯する参加者ら=9日午後、神戸市中央区(彦野公太朗撮影)

 6434人が犠牲となった阪神大震災は、発生した1月17日に毎年、神戸市や阪神地域などで追悼行事が繰り広げられる。26年の今年はコロナ禍で追悼行事が縮小され、参加者も大幅に減った。一方で式典がインターネットでオンライン中継され、さまざまな場所で視聴され、共有される変化もあった。今年は行政の震災復興施策が事実上、終了する予定である節目だ。被災地と人々が積み重ねた努力と意味を考えた。