
小学5年の娘を持つ女性は昨年、わが子が3年の頃に、当時担任だった男性教諭から性暴力を受けていたことを知った。休み時間や放課後になると、教室で男性教諭に呼ばれ、この教諭の机のそばで下半身を触られていた。
卑劣な行為は他の児童たちもいる中で行われた。回数は「数えられない」と娘は説明した。他の児童たちも被害に遭っているのではないか、との訴えもあった。
男性教諭は年度途中に突然休職(後に懲戒免職)になった。だが、理由が公表されることはなかった。娘の被害を知ったのは同級生の母親からの情報提供だった。学校側は保護者への報告や説明を一切せず、個別対応で済ませてきた。