SNSの罠

拡散した昏睡暴行計画 卑劣性犯罪止めたのはネットパト

 インターネットの掲示板の書き込みで集まった男たちが昨秋、女性に薬を飲ませて性的暴行を加えようとしたとして、準強制性交未遂容疑で大阪府警に逮捕された。男たちは会員制交流サイト(SNS)で連絡を取り合い、犯行場所や日時などを調整。事前に計画を知った第三者が警察に通報して間一髪で被害を免れたが、面識のない者同士がインターネットの掲示板やSNSでつながり、卑劣な犯罪に手を染めるケースが後を絶たない。(北野裕子)

不穏な書き込み

 《昏睡(こんすい)させてレイプしよう》

 インターネットのある掲示板にこんな書き込みがされたのは、昨年7月ごろ。一人の女性の顔写真が一緒に添えられていた。

犯行当日の動きを確認する書き込み。男らはSNSでグループを作り、連絡を取り合っていた(一部画像を処理しています)
犯行当日の動きを確認する書き込み。男らはSNSでグループを作り、連絡を取り合っていた(一部画像を処理しています)

 投稿したのは、女性の知人の男(23)。女性とは金銭トラブルがあったといい、「集団でやられてしまったらいいという感情がわいた」。後に男はこう語っている。

 やがて男はSNSに「昏睡」というグループを立ち上げ、数人の賛同者たちと連絡を取り合い、犯行計画を練り上げていった。同年9月、大阪市内の居酒屋に女性を呼び出し、睡眠薬を混ぜた酒を飲ませることが決まった。