「住みたい田舎1位」の原動力は絶品水道水と無料移住体験

愛媛県西条市に移住した中島慎二さんと佐知子さん夫妻=2月18日
愛媛県西条市に移住した中島慎二さんと佐知子さん夫妻=2月18日

 宝島社(東京)発行の月刊誌「田舎暮らしの本」が毎年実施している「住みたい田舎ベストランキング」2021年版で、愛媛県西条市が「大きな市」のカテゴリーで総合部門1位となった。同市は若者世代▽子育て世代▽シニア世代-の3部門でも1位で、完全制覇での達成。高い評価を受ける理由は何か。実際に移住してきた人たちに話を聞くと、「自然の多い環境」「人の温かさ」にあるようだ。

「西条市は水がいい」

 ランキングは平成25年から毎年実施。人口10万人以上の「大きな市」、10万人未満の「小さな市」、「町」、「村」の4グループごとに総合、若者世代、子育て世代、シニア世代の4部門を設けている。移住・定住の促進に積極的な市町村を対象に、移住支援策▽医療▽子育て▽自然環境▽就労支援▽移住者数-など272項目のアンケートを行い、今回は645自治体から回答を得た。