幼い姉妹を死なせた27歳母は週5で放置「自分でも異常」

2女児が放置された乗用車=令和2年9月3日、高松市
2女児が放置された乗用車=令和2年9月3日、高松市

 昨年9月に高松市で乗用車内に6歳と3歳の姉妹が放置されて熱中症で死亡した事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の竹内麻理亜被告(27)の裁判員裁判で高松地裁は2月、求刑通り懲役6年の判決を言い渡した。バーなどで飲み歩くため車内での放置を繰り返していたと認めた被告。法廷では当時の自分を「異常だと思っていた」と振り返った。

居酒屋とバーをはしご

 小柄な被告は黒のパンツスーツを着て出廷した。肩にかかる長さの髪の毛は根元が黒く毛先は茶色っぽかった。「自分でも異常だと思っていた」。被告は事件の1週間前からほぼ毎日、姉妹を車内に放置して飲み歩いていたという。

 事件が発覚したのは、昨年9月3日午後0時40分ごろ、被告からの119番だった。「車に戻ったら、子供がぐったりしている」との内容。2人は心肺停止状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。

 被告は前日の2日午後9時15分ごろ、高松市中心部のコインパーキングに乗用車を止め、エンジンとエアコンを切ってドアをロックしてフロントガラスにサンシェードを置き、後部座席に2人を残して車を離れた。そして居酒屋を訪れ、その後もバー2軒で飲酒。3日早朝にバーを出た後、知人男性宅で過ごし、車に戻ってから異変に気付いたとされる。