福岡5歳児餓死 異様な支配関係を築いた「ママ友」の二面性

福岡の5歳児餓死事件の構図
福岡の5歳児餓死事件の構図

 「ママ友」による異様な支配関係は、5歳男児の餓死という最悪の結末を迎えた。福岡県篠栗(ささぐり)町で昨年4月、男児を餓死させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで、母親の碇(いかり)利恵容疑者(39)と知人の赤堀恵美子容疑者(48)が逮捕されてから9日で1週間。巧みな嘘で支配を強めていった赤堀容疑者の異常性が浮き彫りになる一方、男児の命を守れなかった社会の課題も露見している。(小松大騎、西山瑞穂)

 「気づいてあげられなくてごめん」。5日午後、逮捕された碇容疑者が三男の翔士郎(しょうじろう)ちゃんらと暮らしていたマンションのエントランスには手紙や花束、お菓子が供えられ、黙祷(もくとう)する地域住民の姿があった。