〝リアルスクールポリス〟警察官が学校内を巡回7年

 警察官が学校内に立ち入る-と聞くと眉をひそめる向きもあるかもしれないが、この取り組みが7年にわたって続けられているのが岡山県だ。警察官が中学校を訪れ、校門に立ったり校内を巡回したりするもので、岡山県警内には「学校警察連絡室」が設けられた。少年非行で荒れる教育現場を改善しようという目的で始まり、当初は警察の立ち入りに複雑な心境になった教員もいたというが、徐々に理解が進み、非行の改善もみられるという。(織田淳嗣)

刑法犯少年ワースト1

 「自分の赴任する学校が対象に選ばれたと知ったときは、正直『えっ』と思いました」。平成26年に県内のある中学校に異動した男性教員は、自分の赴任先がこの年から始まった学校警察連絡室の対象校と知り、複雑な気持ちになったと振り返った。

 学校警察連絡室は、少年非行に悩む教育現場が警察と連携して改善するねらいで26年4月、県警少年課内に設置された。背景にあったのが同県の少年非行の状況。10~19歳の少年千人あたりの刑法犯少年の割合(非行率)は24~26年の3年連続して全国ワースト1で、特に24年は非行率10・7人という高い割合だった。