卓球ニッポンの「戦型」(上)

張本vs水谷、新旧エースは相互影響で進化を目指す

日本卓球界の両エース、張本(左)と水谷。プレースタイルは異なりながらも、ともに東京五輪で「金」を目指す(早坂洋祐撮影)
日本卓球界の両エース、張本(左)と水谷。プレースタイルは異なりながらも、ともに東京五輪で「金」を目指す(早坂洋祐撮影)

 その一戦は単に日本卓球界の両雄が相まみえただけでなく、「戦型」の争いでもあった。

 今年3月、仙台で行われたジャパン・トップ12大会。世界選手権個人戦(4月21~28日・ブダペスト)の男女代表らによって争われた大会の男子決勝は、15歳の張本智和(木下グループ)と29歳の水谷隼(同)の対決となった。全日本選手権もワールドツアー上位選手で争うグランドファイナルも史上最年少で制した神童に、2016年リオデジャネイロ五輪で日本初のシングルスのメダルを獲得した第一人者。1カ月余り前、水谷が10度目の優勝を飾った全日本で2人は対戦しておらず、待望の顔合わせだった。