偏西風

2009年問題 野球界を救え…「球活」奮闘

堺市で昨年12月に開かれた「キッズ・ボールパーク」。DeNAの筒香嘉智選手の指導を受け、はじける笑顔を見せる子供 =堺市堺区のJ-GREEN堺
堺市で昨年12月に開かれた「キッズ・ボールパーク」。DeNAの筒香嘉智選手の指導を受け、はじける笑顔を見せる子供 =堺市堺区のJ-GREEN堺

 プロ野球はセ、パ両リーグとも優勝争いが佳境を迎えている。開幕まで1年を切った東京五輪・パラリンピックの話題に押されがちとはいえ、1試合平均3万人以上の観客を集める国民的スポーツであることに変わりはない。だが、不穏な兆候がある。野球の競技人口が年々減っているのだ。関係者は「2009年問題」と表現する。危機感を持ったスポーツ用品メーカー21社が「野球・ソフトボール活性化委員会(球活)」を結成したのが17年1月。ここに来て活動はようやく軌道に乗り始めた。12月には日本プロ野球選手会とタッグを組み、西日本豪雨の被災地、岡山県倉敷市で普及イベントを行う。

すべてがマイナスに

 「2009年問題」がクローズアップされたのは、スポーツ用品メーカーの担当者が集まった会合の席。持ち寄った資料を照らし合わせると、どの社も野球用具の売り上げが落ち込んでいた。少子高齢化により、子供の数自体が減少しているが、それだけでは片付けられない数字だった。

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