偏西風

創設25年、ヴィッセル初優勝 大型補強実り栄冠、次の手は

優勝し、喜び合う三木谷浩史オーナー(中央)と神戸イレブン=国立競技場(蔵賢斗撮影)
優勝し、喜び合う三木谷浩史オーナー(中央)と神戸イレブン=国立競技場(蔵賢斗撮影)

 サッカーJリーグのヴィッセル神戸が、元日に国立競技場で行われた天皇杯全日本選手権決勝で鹿島アントラーズを2-0で下し、初優勝した。阪神大震災のあった1995年に現在の名称に変わったクラブにとって創設25年目での初タイトル。元スペイン代表のアンドレス・イニエスタや元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキら世界トップレベルの選手を次々と獲得した強化策がようやく実った。ヴィッセルの優勝の意味と、今後のJリーグに与える影響などを考察した。

生え抜き選手ゼロ

 東京五輪・パラリンピックのメイン会場として新装された国立競技場での初のスポーツの公式戦。5万7597人の観客が見守る中、ヴィッセルはJリーグ最多の20冠を誇る強豪のアントラーズを倒した。ピッチ上でうなだれるアントラーズの選手。一方、ヴィッセルのベンチでは試合途中で退いていたイニエスタやポドルスキを中心に歓喜の輪が広がった。対照的な光景は、Jリーグに新たな時代が到来していることを表しているようにも見えた。