偏西風

快走生んだ「MGC」 五輪選考 選手の意識変わる 北川信行

大阪国際を設定記録を上回る好タイムで制し、五輪代表候補に躍り出た松田瑞生(鳥越瑞絵撮影)
大阪国際を設定記録を上回る好タイムで制し、五輪代表候補に躍り出た松田瑞生(鳥越瑞絵撮影)

 1月26日に行われた「第39回大阪国際女子マラソン」で、大阪出身の松田瑞生(みずき)(24)=ダイハツ=が日本陸上競技連盟が設定した2時間22分22秒を上回る2時間21分47秒で優勝し、東京五輪代表の最有力候補となった。3月8日の名古屋ウィメンズマラソンで、この優勝タイムを上回る選手が現れなければ、松田の五輪代表入りが決まる。明確な選考基準を示す「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」方式を考案した日本陸連の河野匡(かわの・ただす)長距離・マラソンディレクターは、今回の選考方法で「選手側の意識が変わった」と話す。新方式が好記録を生み出した。

松田好タイム、候補に

 選考方法をおさらいする。MGCシリーズが始まったのは、2017年夏。指定された大会ごとに定められた順位や記録を達成した選手が19年9月のMGC出場権を得た。この“一発勝負”で、上位2位に入った男子の中村匠吾(富士通)と服部勇馬(トヨタ自動車)、女子の前田穂南(ほなみ)(天満屋)と鈴木亜由子(日本郵政グループ)が五輪代表に。男女各3枠のうち各2枠が決まった。