偏西風

変われない高野連 「甲子園中止」決定、遅すぎる 大阪運動部長・北川信行

甲子園球場=3月、兵庫県西宮市(本社ヘリから、渡辺恭晃撮影)
甲子園球場=3月、兵庫県西宮市(本社ヘリから、渡辺恭晃撮影)

 コロナ禍の長期化を受け、日本高等学校野球連盟(日本高野連)は20日、兵庫県西宮市の甲子園球場で8月10日開幕予定だった第102回全国高校野球選手権大会について、出場権が懸かる地方大会も含めて中止にすると発表した。各都道府県高野連が地域の状況に応じて代替大会を独自に開催することについては、「自主性に任せる」(八田英二会長)とした。

 収束の見通しが立たない中、球児の健康を優先して現実的な判断を下したといえるが、同時期に開催予定だった他競技の全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決まったのは先月26日。遅すぎた感はぬぐえない。