渋野日向子が変化に挑んだスイングとセッティングの狙い

今年初戦のダイキン・オーキッド・レディースでバーディーパットを外し、苦笑いする渋野日向子。会心の笑みはなかなか出ない=3月5日、沖縄県南城市(中島信生撮影)
今年初戦のダイキン・オーキッド・レディースでバーディーパットを外し、苦笑いする渋野日向子。会心の笑みはなかなか出ない=3月5日、沖縄県南城市(中島信生撮影)

 女子ゴルフの渋野日向子(22)に、トレードマークの笑顔がなかなか戻ってこない。一昨年8月にAIG全英女子オープンに優勝して一躍、時の人となってから1年半。日本勢42年ぶり2人目の海外メジャー制覇という快挙にも満足せず、さらなるレベルアップを狙ったスイング改造がまだ実を結ばないからだ。優勝の美酒を最後に味わったのは一昨年11月。産みの苦しみの中で“ニューシブコ”の確立を目指している。 (上阪正人)

相次ぐ予選落ち

 苦笑いとともに下した自己採点は「マイナス20点」だった。高知県で行われた国内女子ツアーの今年第2戦、明治安田生命レディース最終日の14日、パットに苦しんだ渋野のスコアは77。通算7オーバーの57位に沈み、13位だった今年初戦のダイキン・オーキッド・レディースに続き優勝争いに絡むことはできなかった。

 一昨年は全英を制し、国内ツアーでも4勝を挙げて賞金ランキング2位となった。だが、「レベルの高い米ツアーを主戦場にできるように」ともう一段上への飛躍を目指してスイング改造を始めた昨年は一転、国内ツアー6戦に出場して3位が最高。米ツアーでも7戦中、予選落ちが2戦と苦しんだ。

 ただ、海外最終戦となった12月の全米女子オープン選手権は最終的に4位だったものの単独首位で最終日を迎えるなど、光明を見いだしてオフに入ったはずだった。