浪速風浪速風 記事一覧会員向け記事

  •  毎日大勢の人が行き来するその場所は商売にうってつけ-と最初に気づいたのは誰だったか。「駅中」という言葉を最初に使ったのは、平成15年頃、高級スーパー・成城石井の当時の社長さんだったと聞いたことがある…

  •  仕事柄、弊紙のほか複数の新聞を毎日読む。15日から始まった新聞週間の標語は「危機のとき 確かな情報 頼れる新聞」。新型コロナウイルス禍という危機にあって確実な情報を伝え、困難を乗り越えようとする思い…

  •  オリンピックや世界選手権の競泳を、テレビ観戦したときのことを思い出していただきたい。選手たちが泳いでいる画面上に、動く線が表れる。選手が線よりも早く泳ぎ切れば、世界新記録となる。視聴者向けの演出だが…

  •  ラーメン店の倒産が増えているという。調査会社・帝国データバンクの調べによると、今年9月までで34件に上り、すでに過去最多だった昨年に並ぶ勢いだそうだ。コロナ禍でインバウンドが消え、外食を控える人も増…

  •  「世界中のほとんどの国民投票でも、浮動層は現状維持を選んできた」。2016年、英国キャメロン政権の首相付き政務広報官、クレイグ・オリバー氏は、同国の欧州連合(EU)離脱の是非を問うた国民投票で残留派…

  •  「憂鬱」や「隠蔽」という漢字について「読みにくい」と感じる人が10年前に比べて減ったという。先日発表された令和元年度の文化庁「国語に関する世論調査」に、そんな結果が出ていた。「読みにくいので振り仮名…

  •  上方落語の「時うどん」は、食べ物にまつわるずるい話。金が足りないのにうどんを食べる。勘定となって「七つ、八つ」と銭を数え、「うどん屋、今、何刻(なんどき)や?」「確か九つで」「十、十一…」。16文の…

  •  2014年ソチ五輪の開会式は、締まらないものになった。雪の結晶を模した巨大なオブジェが空中で徐々に五輪マークに変わる演出で、最後の輪が開かず「四輪」となったからだ。不完全な五輪は、その後に発覚するロ…

  •  「中国で値上げはそんなに難しくなかった。収入がどんどん上がっていたから」と、ある食品メーカーで上海勤務を経験した男性は言う。「日本じゃそうはいかない」。経済対策として消費税率引き下げを求める声がある…

  •  「ひょっとしたら、人々は、娯楽こそが人生の日常だと、今や疑っていないのではなかろうか」(『知ることより考えること』のうち「娯楽が人生」から)。企業がこれでもかと娯楽を提供する時代に哲学者、池田晶子は…

  •  散歩道周辺の田の稲は秋の色を深め、穂を重く垂らしている。もうすぐ刈り入れだろう。晴れた日の夕焼けどきには一面に黄金色に染まり、息をのむほどに美しい。すでに刈り終えた田もある。稲穂はなくても、あぜ道の…

  •  幕末の思想家、吉田松陰は久坂玄瑞の手紙にあえて痛烈な批判を浴びせた。「あなたの議論は浮ついている。至誠より発する言葉ではない」。自信家の久坂は憤然として反駁(はんばく)したが、それが狙い。能力を高く…

  •  初霜月である。以前、金曜の夜10時半に終わる仕事があり、終電に乗るまでの小一時間はささやかな打ち上げになった。近くのコンビニに買い出しに行った仲間がよく持ち帰ってきたのが廃棄寸前のおでんである。味が…

  •  買いだめをするなら、きょうが最終日だ。あす、第3のビールにかかる税金が350ミリリットル缶1本あたり10円ほど引き上げられる。何もこんな時期にと思うが、ビール類の税率の凸凹をならすための改正で、ビー…

  •  「万国博とはなんであるか、一般にはただしい理解はすくなかった。見本市の一種くらいにかんがえていたひともおおかった。わたしたちは文献により過去の実例をしらべて、これを『文明の祭典』ととらえた」。初代国…

  •  李栄薫(イ・ヨンフン)氏編著「反日種族主義」の続編が出た。「反日種族主義との闘争」。編著者は李氏、出版社も同じ文芸春秋。朝鮮半島出身労働者の「強制動員」説や慰安婦の「強制連行」説の「嘘」を暴いた前著…

  •  昨年に公開された映画『決算!忠臣蔵』は、赤穂浪士の吉良邸討ち入りを費用の面からコミカルに描いた作品だ。題材となった歴史学者、山本博文氏の『「忠臣蔵」の決算書』(新潮社)によると、討ち入りに要した軍資…

  •  秋の味覚、サンマが高い。近所のスーパーでは2週間ほど前に1尾380円の値がついていた。躊躇(ちゅうちょ)していたら先週末には2尾380円になり、やっと手が伸びた。ジュージュー焼いて熱々をほおばると、…

  •  「ヘアピン持ってませんか」。朝の住宅街、通勤途中の女性に小学2年生の男の子が声をかけてきた。「家に忘れ物を取りに行きたいけど、鍵がなくて入れないんです」。親は仕事に出て不在だという。鍵穴をカチャカチ…

  •  日本の保守思想を築き上げ、一昨年に自裁した評論家、西部邁(すすむ)さんの「わが憲法改正案」新版が今年、出版されている。旧版は平成16年、同じビジネス社から出ていた。「『アメリカの傘』の下にあった戦後…

  •  政府は19日から、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために設けているイベントの人数制限を緩和する。これを受け、プロ野球やJリーグも入場者数の上限を5千人から段階的に引き上げる。チケット収入の大幅な減少…

  •  大阪や京都では昔、子供は小学校を卒業すると奉公に上がるのが常だった。丁稚(でっち)さんから始まり、手代、番頭となり、長年勤めあげると「別家(べっけ)」となる。のれんや屋号が与えられて独立するのだが、…

  •  アベノミクス「3本の矢」のうち「大胆な金融緩和」と「機動的な財政出動」の2本は成果を上げたが、「成長戦略」はいまだ的を射抜いていない-。経済の専門家の大方はそうみている。日銀と政府から大量のお金を世…

  •  わずか2年でこれほど人は成長するものか。女子テニスの全米オープンで2年ぶり2度目の優勝を飾った大坂なおみ選手である。かつてミスで自滅したり試合中に感情を爆発させたりしていた“女の子”の姿はどこにもな…

  •  仕事を終えた後の散歩の足を、ときどき山のふもとまで延ばす。色づき始めて頭(こうべ)を垂れた稲。大きく実った栗。厳しい残暑が続いた里山にも確かに秋は来ている。空の色も酷暑のころより心なしか澄んで感じら…

  •  長引くコロナ禍の中、どう大規模スポーツイベントを開催するか。海外で注目されているのが「バブル」だ。われわれの世代は昭和60年代の好景気や、その後の崩壊を思い浮かべてしまう。だが、新型コロナウイルスが…

  •  イザナギ、イザナミの2神が天の浮橋に立ち、ほこで海をかきまぜて引き上げると…その先からしたたり落ちたかたまりがおのごろ島になりました。そんな国生み神話を思い出したのは、先日、九州沖を通過した台風10…

  •  全国の高校球児に贈られた「甲子園の土」入りキーホルダーが、フリマアプリに出品されているという。夏の全国高校野球大会が中止されたことを受け、球児たちを励まそうと企画された記念品だ。「善意を踏みにじるな…

  •  野(の)分(わき)というと台風の古語だが、辞書には「二百十日、二百二十日前後に吹く暴風のこと」とある。立春から数えてのことで、古来、台風襲来の多いころとあって特に農家では警戒すべき日とされた。現在の…

  •  戦略家、エドワード・ルトワック氏が少し前の本「自滅する中国」でおもしろいことをいっている。混雑したエレベーターに中国という肥満児が乗ってきて、その場で急速に太り続けているとすれば、ほかの乗客は中国を…

  •  今季限りで引退する阪神の藤川球児投手で思い浮かべる故事成語がある。吉川英治の『三国志』にも登場する「呉下の阿蒙にあらず」だ。「阿蒙」とは呉の武将である呂蒙を「蒙ちゃん」とからかった言葉。努力を重ねて…

  •  米アップルの本社はカリフォルニア州、アマゾン・コムはワシントン州、ウォルマートはアーカンソー州だ。フォードやゼネラル・モーターズなど自動車産業はミシガン州である。日本はというとトヨタ自動車こそ愛知県…

  •  なんじゃこれは。大阪・関西万博の公式ロゴマークを一目見て、ぎょっとした。でも、なぜか引きつけられる。カワイイようで、ほんの少しグロさを感じさせるところが何とも。賛否あるようだが、大阪らしいといえばそ…

  •  自民党総裁選の9月が始まった。第2次安倍晋三政権が7年8カ月も続いたのは、「政治のピラミッド」を堅持したからだと思う。政治の土台は安全保障や治安だ。それが保証されてこそ、経済活動が活発化し、国家財政…

  •  たしか「親しまれる地域一番店」を掲げていた。かつて売り上げ日本一になったこともある百貨店「そごう」である。今日31日、創業地の関西で唯一残っていた神戸市の西神店が看板を下ろす

  •  安倍晋三首相辞任表明の余震が続く。テレビで見る最近の表情に精彩がないように感じられ、よもやとは思っていたが。会見で首相が述べた通り、日本人拉致事件の解決や憲法改正などの悲願を果たせぬままでの辞任は、…

  •  新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止していたNHKの大河ドラマ『麒麟がくる』が、30日から放送再開となる。タイトルにある麒麟は、平和で穏やかな国にやってくる聖獣。主人公の戦国武将、明智光秀はうち続…

  •  朝の電車で乗り合わせる中に、自分が座る座席の背もたれからひじかけ、窓枠に至るまで、入念に持参の消毒スプレーをシュッシュッと吹きかける人がいる。やっと座ったかと思ったら、今度はブラインドの接触しそうな…

  •  あちらこちらで喫煙室がなくなり始めたころ、ある企業経営者から「中身の濃い話ができる場所だった。実質的には役員会議室やな」と聞いたことがある。肩肘張らずに雑談を交えた方が本音やニュアンスは伝わりやすい…

  •  レジ袋の有料化が始まってまもなく2カ月。もはや「NO」がスタンダードで、レジで「袋ください」というのは気が引ける。同時にエコバッグ派が増え始めたが、急な変化は思わぬ副作用も生んでいるようだ。「エコバ…

  •  時代小説の名手、藤沢周平は季節の描写もうまい。名品「蝉(せみ)しぐれ」で夏の夜、主人公が手紙を書こうとするが、暑さのせいで考えがまとまらない。「人も物も焼きつくすような昼の間の暑熱は夜まで残って、ま…

  •  渋野日向子(ひなこ)が2連覇を狙うゴルフのAIG全英女子オープンが始まった。会場のロイヤルトルーンGCは、スコットランド南西部にあるリンクスコース。リンクスとは、海岸や川岸にある、自然の地形を利用し…

  •  「名を捨てて実を取る」ということわざがある。名誉より実際の利益を得る方が賢明だという意味だが、“大阪都”をめぐる名称変更もこれにならってはどうか。まったくの私見だということをまずは断っておくけれど

  •  こうも猛暑が続くと太陽がうらめしくなるが、視点を変えると悪いことばかりでもない。太陽光発電設備が力を発揮している。関西電力送配電によると、関西圏の合計出力はピークとなる昼過ぎに推計390万キロワット…

  •  幾つかの市民講座で講師をしているが、コロナ禍で主催者から指示されているのは、決してマスクを外さないこと。言うまでもなく飛沫(ひまつ)防止のためだが、念入りな会場は講師の前にアクリル板を設置している。…

  •  いつもと違うお盆が明けた。帰省せず人にも会わず、という人も多かったのではないか。聞けばお墓参りもできなかったという人も少なくない。けれどご先祖には会えたはずだ。コロナ下でも関係なく精霊は家に帰ってい…

  •  先祖はこの国を離れずに子孫を見守り、お盆には家に帰って交歓する-。民俗学者の柳田国男は「魂の行くえ」という文章でそう書き、自身の感想を述べた。魂になっても生涯の地にとどまると想像することは、自分も日…

  •  日曜日の夜に放映されているTBS系ドラマ「半沢直樹」の新シリーズが人気を集めている。「倍返し」の決め台詞(ぜりふ)に、俳優陣の迫力あふれる表情…。「産経ニュース」の記事では、好調な理由を「勧善懲悪の…

  •  サプライズか罰当たりか。京都のお盆の風物詩「五山送り火」で知られる如意ケ嶽(京都市左京区、大文字山)で「大」の字をライトのようなもので点灯する“事件”があった。例年、16日の夜に文字や船などの形を炎…

  •  頭文字をとって「GAFA」と呼ばれる米国の巨大IT企業4社が批判を浴びている。通販や会員制交流サイト(SNS)を通じて集めた膨大な個人情報を商売のタネにし、しかももうけ過ぎている、と。各社首脳は議会…

  •  日が傾き、暑さがましになったころを見計らって久しぶりに散歩に出た。細い苗を揺らせていた光景が一面の青田に変わっている。夕刻の光を受けて淡い緑色となり、ときどき風が波のように渡る。季節は確かに移ってい…

  •  1994年に広島で開かれたアジア大会は、最初から最後まで中国に翻弄された。大会主催者のアジアオリンピック評議会(OCA)が台湾総統の李登輝氏を来賓として招待したことに、中国が激しく反発。ボイコットを…

  •  行ってみたい場所がある。広島市江波山気象館。原爆投下直後に広島を襲った台風被害を追うノンフィクション『空白の天気図』(柳田邦男著)の舞台となった広島地方気象台旧庁舎だ。小欄お隣の「ビブリオエッセー」…

  •  スラック、リモ、チャットワーク…。企業への取材で耳慣れない単語に出くわすことが増えている。これらは、ネット上で連絡を取り合ったり、会議を開いたりするためのアプリケーションソフト。在宅勤務の普及に伴っ…

  •  あす8月4日は「ビヤホールの日」。なんでも明治32年、日本で初めて東京・銀座に登場したことにちなむという。例年なら梅雨も明けて会社帰りのサラリーマンでにぎわうはずだが今年はそうもいかない。新型コロナ…

  •  「夏木立故郷(ふるさと)近くなりにけり」。心を浮き立たせてくれるような正岡子規の句。以下は、勝手な連想である。夏休みに帰省する。郷里のいなかに近づくにつれて緑が濃くなる。久しぶりに見る風景や人々の姿…

  •  先日、ある研究者に招待され、日本スポーツ産業学会の「ウェビナー」を立て続けに受講した。ウェビナーとは、ウェブとセミナーを組み合わせた造語。インターネット上で行われるセミナーのことで、オンラインセミナ…

  •  「葛餅がのどを通りにくいので水ようかんにしてもらえませんか」。甘いもの好きの親の差し入れで、介護施設の担当者にやんわりといわれたことがあった。どちらも同じようなものと思っていた自分の認識の甘さを恥じ…

  •  休暇を楽しみながら仕事をする「ワーケーション」の普及に政府が取り組むという。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて在宅勤務を導入する企業が増えているのだから、観光地のホテルや旅館でも仕事はできるだろう…

  •  神社って何をしに行くところ?と子供に尋ねられたら何と答えるだろうか。願い事?心を清める場? 正解は今、自分が居ることを感謝しに行くところ。そうすれば、生んでくれた両親や先祖への敬愛、彼らを育んだ自然…

  •  連休明けの月曜日、このところ人が増えつつある朝の通勤電車も懐かしい「お疲れムード」が漂っていた。出かけた人も出かけなかった人もそれぞれの4日間を過ごしたことだろう。新型コロナウイルスの感染者は増加の…

  •  本来なら東京五輪が昨日開会し、日本も世界も祝祭ムードにあふれていたことだろう。新型コロナウイルスは光景を一変させた。ウイルスを克服し来年の開催にこぎつけたいが、こうなるとカレンダー上のこの4連休が特…

  •  旅行代金を割り引く「Go To トラベル」キャンペーンで政府は、東京都内発着の旅程を対象外とした。東京からの感染拡大を防ぐための線引きだが、都内を通過するだけなら割引の対象になる。効果は疑わしいとこ…

  •  「昔に流行した形であっても、まだまだ眠っている可能性があることを呼び起こしてくれた」。藤井聡太棋聖(18)が初タイトルを手にした棋聖戦を振り返り、羽生善治九段が本紙の寄稿でそう書いていた(17日付朝…

  •  疫病によって閉ざされた町も、やがて感染が減り閉鎖を解かれた。祝賀騒ぎで沸く町のようすを描きながら、フランスの作家カミュは「ペスト」の最後で医師リウーを通じて書いている。「立ち上る喜悦の叫びに耳を傾け…

  •  鳥取県境港市の「水木ロード」には、妖怪漫画で知られる水木しげるさんが描いた妖怪のブロンズ像が数多く展示されている。最近の注目は方相氏。節分の追儺(ついな)などで鬼払いする鬼神で、4つの目で四方を見張…

  •  こうも疫病や災害が続くと心のよりどころを求めたくなるのは今も昔も変わらない。江戸時代の妖怪・アマビエに続くブームが来そうだ。アマビエは肥後国(熊本県)の海に出現し豊作と疫病を予言して自分の姿を描き写…

  •  米航空宇宙局(NASA)は、動画投稿サイトのユーチューブでさまざまな映像を公開している。国際宇宙ステーション(ISS)からのライブ中継では、命綱をつけた宇宙飛行士が機器の整備だか調整をしている様子が…

  •  光が当たれば必ず、陰ができる。ニュースもまたしかりで、脚光を浴びる対象が生まれれば、反対の意味で注目されるニュースができる。先週、将棋界で報じられた「72歳桐山九段 現役続行」はまさにそれ。17歳の…

  •  アゲハチョウの羽の模様は黄色と黒のしま模様である。メスの羽の黄色い部分を赤く塗ると、オスはまったく寄ってこなかった-。動物行動学者、日高敏隆さんの名著「チョウはなぜ飛ぶか」(岩波少年文庫)にある。オ…

  •  悪夢のような週である。荒れる濁流、家々への浸水、崩れた山。九州を中心に日本を襲った豪雨は各地に大きな傷を与えた。亡くなった方々のご冥福をお祈りしたい。そしてなお最大限に警戒して臨みたい。

  •  プロ野球とJリーグは今夜の試合から、観客の受け入れを始める。当面は最大5千人。8月1日をめどに、収容人員の50%まで上限を引き上げることを目指している。大丈夫だろうか。スタジアムで観戦できる日常が戻…

  •  タタ・タタ・ターン。通勤電車の中で急に携帯電話の緊急速報が鳴り始めた。眠気も吹っ飛ぶ大音量で、乗り合わせた何十人分の音が少しずつずれて聞こえてくるさまはまるで輪唱のよう。驚いて思わず顔を上げたのだが…

  •  「煙はまったく見えないでしょう?」。東京湾岸にある最新鋭の石炭火力発電所を取材したときのこと。担当者が誇らしげに煙突を指さした。「ここが発電所だと知って驚く人もいます」。真っ黒なすすをまき散らすこと…

  •  気になる数字がある。マイナス33万人。65歳以上の就業者が今年4月、前月に比べてこれだけ減ったのである。原因はコロナ禍で、高齢者は非正規で働く人が多く、雇用調整の対象になったためもあるが、感染リスク…

  •  さて、どんな動画がお目見えしたか。百舌鳥(もず)・古市古墳群が世界遺産に登録されて今日で1周年を迎えた。それを記念して、大阪府や堺市などでつくる事務局がその魅力を発信する動画を配信。壮大なスケールや…

  •  延々と続く夜店、もみ合うように通る人々、人相見、蛇遣い。作家の沢木耕太郎さんは「深夜特急」で香港の体温とでもいうべきものを描いた。「これが香港なのだ、これが香港なのだ」。熱気に当てられたようにそう書…

  •  せっかくプロ野球が開幕したのに、阪神が振るわない。敵地での巨人戦で3連敗を喫すると、その後も低空飛行が続き、4カード連続の負け越しで2勝10敗(2日現在)。リーグの借金を一身に抱え、5位の広島とも4…

  •  効果のほどは、さて。プラスチック製レジ袋が原則有料化された。少なくとも意識改革にはなっている。昨日から何度、コンビニのレジで言われたことか。少し前までは、ジュース1本買っただけでも機械的にレジ袋に入…

  •  クールビズが定着したおかげで、暑いさなかにネクタイを締めるようなことはなくなった。省エネ・地球温暖化対策という大義名分と年々暑くなる夏、楽な格好をしたいという本音が、大げさに言えば文化を変えた。今度…

  •  「今年の正月は、御朱印を何百枚も書いて大変でした」。島根県神社庁の参与はそう言って懐かしむ。翌月から徐々にコロナ禍が広がり、ほぼ半年が経った今は宮司を務める神社も参拝者がまばらだと言う。「令和2年は…

  •  「なんとも微妙な距離じゃな」「これがほれ、いまはやりのソーシャルディスタンスというやつじゃ」。酒に手出しができぬよう棒に両手を縛り付けられた2人の男が、酒を飲もうと悪戦苦闘する新作狂言「棒しばり×棒…

  •  やれやれ。昨年の参院選広島選挙区をめぐる前法相で衆院議員、河井克行容疑者と妻の参院議員、案里容疑者の公選法違反事件で、現金の受け取りを否定していた広島県三原市の市長が一転、受領を認め辞職を表明した。…

  •  「肩透かし」は相撲の決まり手の一つである。昨年の名古屋場所3日目の結びの一番、横綱鶴竜に肩透かしで敗れ、土俵上であおむけになった前頭筆頭(当時)の朝乃山は「頭になかった」とうなった。意表をつく技は、…

  •  「どうせなら目立つ看板がええ」という初代社長のアイデアだったという。閉店が決まった大阪・新世界の老舗ふぐ料理店「づぼらや」の巨大ふぐちょうちん。過去記事を繰ると、通天閣を写真に撮るときにどうしても隅…

  •  「リベンジ消費」への期待が高まっている。自粛、自粛でたまった鬱憤を晴らすため、買い物や外食、旅行が活発化するとの読みだ。見たところ、週末のショッピングセンターでは家族連れが増えているようだし、夜の街…

  •  通勤の最寄駅近くにカラオケ店がある。今朝、店前を通ると、宣伝の幟(のぼり)が林立していた。男女グループ利用の飲み放題は女性無料、とある。そういえば、と思った。休業要請が解除された後も店には賑(にぎ)…

  •  この週末、お出かけ中のご近所が多かった。単身赴任や里帰り、春の大型連休で旅行を自粛していた人も待ちきれなかったに違いない。府県をまたぐ観光での移動が容認された。油断は禁物だが、動いてもらわないと困る…

  •  「偽装平和攻勢」。北朝鮮の元駐英公使で脱北した太永浩(テ・ヨンホ)氏は、著書「三階書記室の暗号 北朝鮮外交秘録」で北朝鮮の戦略をそう表現した。平和的統一をうたった2000年の南北共同宣言などの戦略で…

  •  夕方が待ち遠しい。きっと、ナイター中継が始まる少し前にテレビのチャンネルを合わせ、スタンバイするだろう。刻一刻と近づくプレーボールに胸をふくらませ、選手のプレーを思い浮かべる。この高揚感こそ、プロ野…

  •  必要は発明の母というが、やればできるものだと感心しきりである。世界各国がしのぎを削る新型コロナウイルスのワクチン開発だ。通常は数年かかるといわれてきたのに、既に世界中で人に投与して有効性を確かめる臨…

  •  政府は借金を増やし続け、日銀はじゃんじゃんお金を流している。経済学者らによると、とても危険な状況だ。将来、財政破綻や強烈なインフレを引き起こしかねない。しかし、新型コロナウイルスのせいで経済危機が迫…

  •  駆け出しのころ、初任地の兵庫県姫路市は夏祭りの「ゆかたまつり」に暴走族が集結し、荒れることで悪名高かった。無論、警察が取り締まるが、主要道路の封鎖と型通りの追跡しかせず、増長した暴走族がわがもの顔で…

  •  なんとなく響きが強い気がして「コロナ禍(か)」より「ウイルス禍」という言葉を使う。「禍」とはわざわいのこと。どちらも新型コロナウイルスによってもたらされたさまざまな負の状況を漠然と表現しているが、負…

  •  梅雨時、在宅で窓を少し開けて仕事をしていると、雨の音が途切れることなく耳に入ってくる。穏やかな雨ならこれはこれで風情があっていい。都会のオフィスビルではこうはいかない。「ありとあるものの梅雨降る音の…

  •  コロナ禍で中止となった今春の選抜高校野球大会。出場予定校を救済する交流試合が、甲子園球場で行われる。時期は、全国高校野球選手権大会が開かれるはずだった8月中旬。球児の夢をかなえる「いい話」のはずなの…

  •  平均年齢が70歳と知ってがくぜんとした。政府が認定しいまだ帰国を果たせていない拉致被害者12人である。最年少の横田めぐみさんですら55歳で、昨日の時の記念日は過ぎゆく1分1秒の重さを痛感した

  •  半分まで水の入ったコップ。「もう半分しかない」と感じるか「まだ半分ある」とみるか。同じ物事でもとらえ方によって、その後の行動が変わることの比喩によく使われる。今さらだが、元役員らによる金品受領問題で…

  •  最初に生まれたイヌワシのヒナは後から生まれたきょうだいを排除しようとする。そんな話を思い出した。ただしそれは厳しい自然の中で自分が生き残るためだ。親から与えられる食べ物は1羽だけで精いっぱいだとわか…

  •  ご無念はいかほどであったことだろう。北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父、横田滋さんが老衰のため亡くなった。87歳。平成9年、各地の拉致被害者の家族と家族会を結成して代表に就任し、妻の早紀江さんと講…

  •  巨人の坂本勇人内野手らが新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性反応を示し、西武との練習試合が急遽中止となった。日本野球機構(NPB)は6月19日と定めているシーズン開幕への影響はないとしてい…

  •  平成の「怪物」といえばプロ野球の松坂大輔投手だったが、最近ではやはりこの人、高校生棋士の藤井聡太七段(17)だろう。最年少タイトル挑戦記録をかけて今日、第91期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメントの…

  •  「たまーに来る誹謗(ひぼう)中傷をスルーしただけで対処法わかってますって感じの人々へ。著名人への誹謗中傷はこんな感じです」と米大リーグのダルビッシュ有投手は、ツイッターで訴え、バッタの群に囲まれた人…

  •  6月に入って、梅雨入り前の貴重な日々。例年ならGWから今ごろまで、五月晴れの下、枝豆が出回り、ビールが美味い。が、今年はその醍醐味がない。枝豆はある。ビールもある。しかし、もう一つ、欠かせないものが…

  •  とうとうマスクが文化になった。日本の「マスク文化」が世界で注目されているらしい。押し寄せる新型コロナウイルス感染の波に対し、日本は強制力のない外出自粛などでなんとか乗り切ろうとしている。その背景に、…

  •  第一生命保険が行っている「サラリーマン川柳コンクール」のベスト10が発表された。昨年の句だが、コロナ禍が吹き荒れる今年の世相と照らしてもおもしろい。「我が家では 最強スクラム 妻・娘」(50代男性)…

  •  プロ野球の開幕が6月19日に決まった。待ち望んでいたファンは多いだろう。日本野球機構の公式ソング『Dream Park~野球場へゆこう~』に、こんな歌詞がある。「100マイルのストレート 星にとどく…

  •  改めて医療という仕事のすごさに感じ入った。新型コロナウイルスの話ではない。昨年7月に京都市伏見区の「京都アニメーション」のスタジオで起きた放火殺人事件で昨日、殺人容疑などで逮捕された青葉真司容疑者の…

  •  「自粛警察」があちらこちらで出動したそうだ。新型コロナウイルス対策としての自粛要請に応じない事業者や、十分な対策を講じない人を告発する。社会一体で立ち向かわなければならないときに足並みを乱すとは何事…

  •  経済活動が戻りつつある。吉村洋文大阪府知事が先日のNHK番組で「水際対策で訪日客も可能」という趣旨の発言をしていた。外国人旅行者の受け入れについては不安に思う人もいるだろうが、支持したい。理由は、今…

  •  作家の谷崎潤一郎は大正12年の関東大震災を機に関西に移り住んだ。最初は居心地の悪さを感じたようだが、日増しに愛情は募った。「第二の故郷たらんとする京阪の地」「阪神地方で面白いのは…昔からあるあの辺の…

  •  40年前の5月24日、モスクワ五輪のボイコットが正式に決まった。出場予定だった選手には、柔道の山下泰裕氏や、マラソンの瀬古利彦氏らがいる。20日に今夏の全国高校野球選手権大会の中止が発表された。コロ…

  •  「DVDで観ればいいや、と思われるような映画を作りたい映画人がいるものか」。原田マハさんの小説「キネマの神様」は、映画は本来、映画館で観るものだと語る。そこは「一歩踏み込めば異次元になる結界」で、

  •  外出自粛でテレビ、ラジオを視聴する機会が多い。仕事柄、ニュース・情報番組が好みで自然、多彩なコメンテーターたちの言葉を聞くことになる。最近、秀逸と感じたのはタレントの松嶋尚美さんが子供に言っているこ…

  •  そろりそろりと、新しい生活様式が始まった。百貨店では家族連れの買い物は避け、滞在時間を短くするよう求められる。劇場や映画館の座席間隔は最低1メートルを確保しなければならない。博物館や美術館も滞在を短…

  •  在宅勤務による運動不足を少しでも解消するため、仕事を終えた後、外を歩いている。自然が多く残るところでよかったと思う。さまざまな草木が目を楽しませてくれる。山裾には神社と寺があり国家の安泰をお願いする…

  •  平成5年5月15日、日本初のプロサッカーリーグ、Jリーグが開幕した。ヴェルディ川崎と横浜マリノスの開幕戦の舞台は旧国立競技場。約6万人の観客が詰めかける中、川淵三郎チェアマン(当時)が「スポーツを愛…

  •  需要と供給で価格が決まる-などというと難しく聞こえるが、分かりやすい例が身近で起きていた。このところ、常に話題に上っていたマスクだ。先月初旬まではほとんど町では見かけなかったが、中旬になると1箱50…

  •  もうはまだなり、まだはもうなり-。呪文のようなこの言葉は株式投資の心得の一つだ。もう十分に株価は下がったので買い時だ、と思っても実はまだ。まだ上がるので売るのは待った方がいい、と思っても値はもう天井…

  •  「負けへんで コロナの流行は禁止やで」(串かつだるま)、「負けへんで! 完敗させて乾杯やー!」(道頓堀麦酒)、「負けへんで 絶対ひっくり返したるっ」(千房)-。8日付朝刊(大阪版)で紹介されていた大…

  •  この時期、在宅勤務をしていてありがたいと感じたのは、晴れた日などに広々と窓を開けて仕事ができることである。5月のさわやかな風が入ってきて、とても気持ちがいい。ときおり鳥のさえずりが聞こえてくる。

  •  ゴールデンウイークは、ほとんど外出せずに家の中で過ごした。手に取った本の中に、岩波文庫の『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎著)がある。反戦の思想を秘めた作品だが、そういう観点に縛られることなく読み…

  •  幕府の役人、武士が少なかった江戸時代の大阪はまるで封建時代がなく身分意識も薄く他人をおそれるというところがなかった-と司馬遼太郎さんは書いている。その「大阪者の野放図な合理主義精神」は育ち続けている…

  •  明日3日は憲法記念日である。だが連合国軍総司令部(GHQ)スタッフが大急ぎで作ったこの憲法の、一体何を祝うのだろう。コロナ禍のような非常事態下で、私権を制限してでも社会を守る緊急事態条項もない。

  •  大阪体育大学客員教授の高橋明さんから、監修された本をいただいた。『わかる!応援できる! パラスポーツ事典 パラリンピック夏の22競技』(メイツUC)。題名通り、開催が1年延期となった東京パラリンピッ…

  •  TVニュースで閑散とした銀座を見る。取材で、人通りの無い道頓堀や北新地を歩く。感じるのは、新型コロナウイルス対策で日本列島から「一等地」が消失したということだ。代わりに「一等地価格」のテナント料に苦…

  •  先週末、少し会社に出た。新型コロナウイルスに備え、在宅勤務に徹し外出も控えている。しかしどうしても会社でやらなければならない用事もある。都心に向かう高速道路はがらがらだった。ところが帰路、大阪府に隣…

  •  自治体の休業要請に従わず、営業を続けるパチンコ店などの存在が問題となっている。駐車場には他府県ナンバーの車が並び、営業開始前には、入り口に開店待ちの列ができる。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、対…

  •  訃報に接して往時の顔が浮かぶことはままあるが、ちゃめっ気たっぷりにウインクをしてみせる陽気な笑顔がチャーミングな人だった。21日に亡くなったオムロンの名誉顧問、立石義雄さんである。おおらかなキャラク…

  •  空気中の分子を合成して食べ物を作ったり、あらゆるものを分解して別のものに再合成したりできる技術が登場、経済の姿が大きく変わり、お金は存在しなくなる。米国の人気SFドラマ「スタートレック」が描く24世…

  •  先日、すっかり忘れていた感覚を思い出したできごとがあった。電車の中で、頭上を風が通り抜けたのである。「あれ?」と見渡すと、前の席の窓が半分ほど開いていた。昔は気候のいい時期はそうしたものだが、冷暖房…

  •  桜が花を散らす一方で、山は日ごとに緑の色を増している。まだ濃くはなく淡い緑だが、日を追って鮮やかになっていくのがわかる。木々が一斉に芽吹いている。この時期の山は優しくほほ笑んでくれているようで、まさ…

  •  選手3人が新型コロナウイルスに感染した阪神タイガースが、自主練習を始めた。緊急事態宣言下で、世間の感染状況は予断を許さないが、シーズン開幕に向けた一歩を踏み出せたことに、少しだけ明るい兆しを感じる。…

  •  「大丈夫、毎日アルコールで胃を消毒しているから」。今や懐かしい、かぜやインフルエンザが流行しているときのオヤジジャグの典型だが、今は「うちで」の一言を添えた方がよさそうだ。酒で消毒なんて…と半ば冗談…

  •  米航空宇宙局(NASA)によると、この数週間、米国北東部で大気汚染物質の一種である二酸化窒素が約30%減少した。世界各地の都市部で同様の傾向がみられるという。新型コロナウイルス対策のロックダウン(都…

  •  「高く飛ぶためには低くかがむことが必要だ」。家で過ごした週末、頭に浮かんだのは昔聞いた京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥さんの言葉だった。勝手な解釈だが、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために今は…

  •  この春は毎日のように桜を見た。花見をしていたわけではない。在宅勤務が長期化して運動不足を感じ、1日30分は外を歩くことにした。近くには多くの桜がある。早咲きのエドヒガンが花をつけ、やがてソメイヨシノ…

  •  弘法大師空海に「抜苦の術は正行にあらざれば得ず」(平城天皇灌頂文)との言葉がある。正しい行為が苦難を取り除く唯一の方法である、という意味。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が発令された…

  •  マスク騒動に人の品性が見える。先日、お年玉貯金から8万円を材料代にあて、手作りのマスク600枚余りを山梨県に寄付した甲府市の女子中学生が話題になった。同じ頃、大量のマスクをネット販売し888万円を売…

  •  誰もいない東京という嘘のような光景を詰め込んだ写真集がある。平成12年に発表された「TOKYO NOBODY」。写真家の中野正貴さんが、人影が消えた瞬間の街角を10年間にわたり撮りためた。見ていると…

  •  そういえば同じ名前だった。メキシコの人気ブランド「コロナビール」の製造メーカーが生産を一時的に停止するという。名前のせいで…と思ったがそうではなく、ウイルスの感染拡大で政府が企業活動を禁止したからだ…

  •  「書を捨てよ、町へ出よう」といったのは歌人・劇作家の寺山修司だが、新型コロナウイルスが猛威をふるっているいまは違う。「家にいよう」が合言葉である。不要不急の外出は控えたい。すべての世代がそうだが、若…

  •  関西のスポーツ界からも、新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる。大人数で会食していたプロ野球阪神タイガースの事例に酌量の余地はないが、サッカーJリーグ、ヴィッセル神戸の酒井高徳選手のコメントには、…

  •  茶の湯に「見立て」という言葉がある。本来、茶道具ではないものを茶道具に見立てて使う工夫のことで、表現の一つでもある。千利休が水筒として使われていたヒョウタンを花入れに使ったのは有名だ ▼新型コロナウ…

  •  大人から見ると下品な悪ふざけに過ぎず、子供の教育上よろしくない-。志村けんさんの芸は、おおむねそんな風にみられてきた。しかし、実は研究熱心で丁寧に笑いを作っていたという。好んで聴く落語家は、学究肌で…

  •  人生にムダなことはひとつもない、と言ったのは屈指の苦行とされる「千日回(かい)峰(ほう)行(ぎょう)」を2度達成し87歳で亡くなった天台宗大(だい)阿(あ)闍(じゃ)梨(り)、酒井雄(ゆう)哉(さい…

  •  首都圏などで不要不急の外出や移動の自粛が要請された異例の週末である。大阪でも外出を控えるよう呼びかけられた。感染者の増加が懸念されるだけに、十分警戒して臨む必要がある。一日も早いこの国の平安回復を祈…

  •  新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、東京五輪・パラリンピックが1年程度延期されることが決まった。代表選手の選考をどうするのか、会場を確保できるのか、追加費用はどこが負担するのか…。世界最大級…

  •  官僚が政府に都合のいいように事実を曲げて文書を作り、つじつまが合わなくなると過去の記録を改竄(かいざん)する。政府の発表に疑いを抱き、真実を追うことは命がけ-。ジョージ・オーウェルの小説「1984」…

  •  うすうす分かっていても、はっきりと数字を突きつけられるとツライものだ。「家族を含め新聞を購読していますか」との問いに76%以上が「いいえ」と答えた。21日付の大阪夕刊1面、大学生へのアンケート結果で…