浪速風浪速風 記事一覧会員向け記事

  •  堺出身の歌人、与謝野晶子が「堺の津 南蛮船の行き交へば 春秋いかに入りまじりけむ」と詠んだように、中世のこの町は南蛮貿易で栄えた国際港湾都市だった。戦国大名たちの勢力争いの緩衝地帯で、納屋(倉庫)業…

  •  休日の早朝、近くの公園を散歩していると、20人ほどの人だかりができて、聞き慣れた軽快なメロディーが流れていた。ラジオ体操である。誰かがラジオを持ち込んで始め、次第に人数が増えたという。途中からだった…

  •  だいじょうぶなんだろうか、ロシアは。ソ連時代の独裁者、スターリンへの肯定的な評価が世論調査で5割を超えた。数え切れない人間を粛清した人物に対して、である。経済が低迷する今のロシアへの不満が、かつての…

  •  英国に「3月の風と4月の雨が美しい5月をつくる」ということわざがある。同じ島国の日本にも当てはまりそうだ。今年は気温が低かったせいか、咲いた桜が長持ちしたが、いつの間にか新緑がまばゆい。和菓子店のシ…

  •  1988年のソウル五輪の陸上男子100メートルは、カール・ルイス(米国)とベン・ジョンソン(カナダ)の“世紀の対決”に世界の注目が集まった。決勝が現地時間午後零時半に設定されたのは、米国で夜のゴール…

  •  小欄で、政治資金規正法は規制法に変更すべきだ、と書いたことがある。辞書では、規正は「(不都合な点を)正しい方へ直すこと」で、規制は「予測される好ましくない事態に備えて、何かに制限を設けること」(新明…

  •  ゴルフの名言は人生の格言でもある。「人は敗れた試合から教訓を学び取る。勝った試合からは何も教えてもらえない」。こう語った「球聖」ボビー・ジョーンズが創設したゴルフの祭典マスターズで、タイガー・ウッズ…

  •  桜が散る。だからこの週末も、桜について書かせていただきたい。年を重ねて、花が咲くと、亡くなった人を思い出すことが多くなった。また咲いたよ、一緒に見たかったな。青空を背景に清楚(せいそ)に輝く花を見上…

  •  NHKの連続テレビ小説「なつぞら」の舞台は北海道・十勝である。戦災孤児の少女が酪農家に引き取られ、大自然の中でたくましく育つ。小欄の故郷で、地元は経済効果を期待して盛り上がっているらしい。農水省も酪…

  •  惜しまれて散る桜は美しいが、この桜は美しくもなければ、惜しくもない。桜田義孝五輪相が、東日本大震災の被災者を傷つける発言をしたとして辞任した。事実上の更迭である。口を開けば失言ばかりだったから、チャ…

  •  昨日に続いて北里柴三郎を。東京医学校(現東京大学医学部)在学中に書いた「医道論」で「昔の人は医は仁術とか大医(すぐれた医者)は国を治めるとかいいことをいう。ところが医者という地位について勉強せず、自…

  •  人類の歴史は病魔との闘いであった。とくに中世、ヨーロッパで大流行した黒死病(ペスト)などの伝染病、感染症は恐怖の的だった。そうした人類の敵にようやく勝利し始めたのは、19世紀末から20世紀初頭にかけ…

  •  「負けに不思議の負けなし」といわれるが、大阪ダブル選で反維新が敗れたのも不思議はない。敗因の一つは準備不足である。大阪維新の会の現職府知事、大阪市長が辞職して、入れ替わり出馬を示唆していたのに、ダブ…

  •  「万葉集」はだれもが引かれる歌集だろう。素直で伸びやかで、こんな国に生まれてよかったと思える歌が詰まっている。紙の本のほか電子書籍も手に入れていて、たまに見る。端末があればどこででも開くことができて…

  •  プロ野球で「世紀の失言」があった。平成元(1989)年の日本シリーズ。開幕から3連勝の近鉄の選手が、インタビューで「シーズンの方がよっぽどしんどかった。相手も強いし」と発言した。「(最下位の)ロッテ…

  •  花冷えが続いたが、週末はやっと花見日和になりそうだ。この時期、桜が目当ての訪日外国人客が多い。お花見は日本の文化であり、観光資源でもある。昨年は台風21号の高潮による関西国際空港の水没など災害が相次…

  •  選抜高校野球大会の決勝戦は、ブラスバンド対決も注目を集めた。習志野(千葉)の吹奏楽部は、全日本吹奏楽コンクールで何度も金賞に輝き、“美爆音”が話題である。東邦(愛知)はマーチングバンド部が米国遠征の…

  •  昨日、JR大阪駅前で号外を配りに出かけた同僚が興奮気味に帰ってきた。先に別の新聞社が配り始めると奪い合いになり、転倒する人も。危険という判断で配布を取りやめたという。小欄も日本人のノーベル賞受賞など…

  •  日本中が新元号でもちきりだが、今日は新年度のスタートで、多くの企業で入社式が行われた。新社会人に次の言葉を贈る。「まず健康でなければいけない」。かつて「新入社員諸君!」と呼びかけるサントリーの名物広…

  •  東京の桜は見頃だそうだが、大阪の弊社周辺ではまだちらほら。通勤電車の車窓から目で探っても花の気配は薄い。けれども週末になると、どこか見に行ける木はないのかな、などと気になる。日本人なのだから、これば…

  •  グループサウンズの全盛期、ザ・タイガースとザ・テンプターズが人気を二分した。ビートルズとローリング・ストーンズになぞらえられた。同級生の女子はジュリー(沢田研二さん)に熱をあげたが、ショーケンこと萩…

  •  朝刊掲載の「平成史」は、どのテーマも懐かしく、感慨深い。とくに28日付の「事件・事故」は、年表を見ながら、取材に走り回った日々を思い出した。平成の事件史で特筆すべきは、無差別・大量殺傷や凶悪な少年犯…

  •  「漂泊の俳人」種田山頭火には桜の句も多いが、この季節はよほど気分が高揚したのか、「日本の春だ、日本人の歓喜だ。過去をして過去を葬らしめよ、昨日は昨日、明日は明日、今日は今日の生命を呼吸せよ。小鳥のや…

  •  私事で恐縮だが、もうすぐ初孫ができる予定である。4月1日以前に誕生するか、2日以降になるか微妙だ。早生まれだと、その学年は全員が平成生まれだが、遅生まれでは平成はわずか1カ月で、大半は新元号というこ…

  •  覆面レスラーが多いメキシコのプロレス、ルチャリブレにはコントラ・マッチと呼ばれる試合形式がある。コントラとはスペイン語で「~対~」で、因縁の対決に決着をつけるため、敗者は覆面を剥ぎ取られた。日本でも…

  •  春風はさわやかな別れの香りを含む。同時に出会いの予感もはらんでいる。学校を巣立ち、仕事に就く人も多かろう。職場を変わり、あるいは去っていく人もいよう。巡ってきたまろやかな春の光は、懐かしい思いととも…

  •  日本における曹洞宗の開祖、道元の「正法眼蔵」に「花は愛惜(あいじゃく)に散る」とある。花は人に愛され惜しまれているうちに散るべきだという。イチロー選手が引退を表明した。「最低50歳まで現役」は「有言…

  •  これが見納めになってしまうのだろうか。米大リーグ・マリナーズのイチロー選手が今夜、アスレチックスとの開幕戦に出場する。45歳、メジャー19年目のシーズンである。衰えぬレーザービームを見せてくれたが、…

  •  今年からゴルフのルールが変わった。詳細は省くが、600年に及ぶ歴史を重ねて、複雑になりすぎた規則を簡素化し、プレーの時間を短縮するのが目的という。元々、ゴルフのルールは2つしかなかった。「自分に有利…

  •  兵庫県明石市長選で泉房穂前市長が3選された。国道拡幅に伴うビル立ち退き交渉をめぐり、担当職員に「火を付けて捕まってこい」などと暴言を浴びせて辞職した。批判より、市民は実績を評価したのだろう。圧勝だっ…

  •  はかま姿の和装の女性たちとすれ違う日が多かった。学校の卒業式なのだろう。早春の空気がよく似合っている。おめでとう、幸多かれ。晴れやかな表情を見るたびそう声をかけたくなった。男子学生についてももちろん…

  •  写真は記憶を刻みつける。「その時に全てをとらえ、何も逃がさないように。後からそれを取り戻そうとしても、もう遅すぎる」。写真集「決定的瞬間」で知られるアンリ・カルティエ=ブレッソンの言葉である。産経新…

  •  駆け出しの頃を思い出す。昭和51年8月4日深夜、当時の三木武夫首相宅に検事総長を名乗る電話があり、ロッキード事件に関して指揮権発動の言質を引き出そうとした。ニセ電話の主は何と京都地裁の判事補で、京都…

  •  「男はつらいよ」で寅さんを演じた渥美清さんは、旅先から毎日、お母さんにはがきを出したそうだ。文面は「俺、元気」、それだけ。一緒に旅行した永六輔さんがラジオで紹介した。あれこれ書こうとすると面倒になる…

  •  平成23(2011)年の統一地方選は、東日本大震災の影響で、岩手県知事選など被災地の選挙が2カ月から半年延期された。他の地域でも選挙どころではないというムードが広がり、出陣式を自粛したり、ガソリン不…

  •  うれしいのは会場が広いことだ。大阪市立美術館で開催中の「フェルメール展」。入場者ははや10万人を超えた。けれどもゆったりと空間を取ってこの画家の作品が展示されているので、人類の至宝といっていい絵を心…

  •  歴代のテレビ視聴率第4位は、昭和38(1963)年5月24日のザ・デストロイヤーと力道山のWWA世界選手権の64・0%である。それより上位は紅白歌合戦や、東京五輪で「東洋の魔女」が金メダルに輝いた女…

  •  ホンダの創業者、本田宗一郎さんが、皇居での勲一等瑞宝章の親授式に真っ白なツナギ(作業服)で出席しようとしたのは有名だ。「技術者の正装だから」。結局は燕尾服にしたが、本田さんは根っからの現場人間だった…

  •  今日は冬ごもりの虫がはい出るという二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。何に春を感じるかは、土地によって、人によってさまざまだろうが、神戸や明石では瀬戸内海のイカナゴ漁の解禁が春の訪れを告げる。旅人が漁…

  •  松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長が入れ替わって出馬するダブル選になりそうだ。大阪都構想の住民投票実施で公明党と折り合わなければ、「もう一度、皆さんの声を聞くしかない」(松井氏)。辞職しての再出馬…

  •  バブルの絶頂期だったと記憶する。テレビから「♪ビジネスマーン! ジャパニーズ・ビジネスマン」と勇ましいメロディーの歌声が流れて、「24時間戦えますか?」。栄養ドリンクのCMだった。景気は天井知らずで…

  •  既視感がある。北朝鮮がミサイル発射や核実験を繰り返し、極度に緊張が高まっていた一昨年、わが国会で口角泡を飛ばして騒がれていたのは何だったか。モリである。カケである。いいかげんで満腹したかと思っていた…

  •  同床異夢だったのだろう。何らかの合意に至るとみられた米朝首脳会談が決裂してしまった。非核化と制裁解除をめぐる主張が大きく食い違ったようだ。トランプ米大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は…

  •  ひょっとしてこの2人、馬が合うのかもしれない。再会を待ちわびていたように歩み寄り、握手を交わした。トランプ米大統領は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を「偉大な指導者」と持ち上げた。以前は「…

  •  40年近く前になるが、パキスタンにあるインダス文明のモヘンジョダロ遺跡を取材した際、宿泊した町の中心部に古ぼけた戦車が置かれていた。インドとの戦争の戦利品だと、ガイドが誇らしげに語った。インダス川に…

  •  向田邦子さんの「海苔と卵と朝めし」は「二・二六事件のころ、私たちは宇都宮に住んでいた」と書き出す。昭和11(1936)年2月26日。実家が舞台となった山王下に近かった母は、鉄砲玉が宇都宮まで飛んでく…

  •  大阪が生んだ世界的町人学者を記念して、海外の日本研究者を顕彰する山片蟠桃(やまがた・ばんとう)賞の第1回受賞者はドナルド・キーンさんだった。賞の創設に尽力した司馬遼太郎さんは、授賞式で「府民の一人と…

  •  かの福沢諭吉の嘆きもむべなるかな、である。「不幸なるは、近隣に国あり、一を支那と云(い)い、一を朝鮮と云う」。福沢が創刊した時事新報の明治18年の社説。「脱亜論」として知られる。反日戦略をいったん引…

  •  昨日の小欄で「スーパームーンでは、地震の発生確率が高まるというが、どうだろう」と書いたので、「北海道で震度6弱」のニュース速報に驚いた。昨年9月の震度7を観測した地震の余震とみられるが、はたして接近…

  •  昨日は帰宅途中に、雲が切れた東の夜空に浮かんだ、見事な満月に見とれた。月は楕円(だえん)軌道で地球を回っており、最接近した満月は遠点よりも14%大きく、30%も明るく見えるという。正しくは「スーパー…

  •  麺にスープを染み込ませて油で揚げ、お湯をかけると3分でラーメンができる。画期的な発明だった。NHKの連続テレビ小説「まんぷく」は、試行錯誤の末にようやく即席ラーメンが完成した。ところが、値段が高すぎ…

  •  「がっかり発言」の風向きが変わってきた。競泳の池江璃花子(りかこ)選手が白血病を公表したことに、桜田義孝五輪相が「がっかりしている。水泳の盛り上がりが下火にならないか心配だ」とコメントしたと報道され…

  •  先日、近所の梅林で梅の俳句を募集していることを紹介したが、作品が掲示されていた。その中から一句。「冬至咲き 次いで楊貴妃 梅ふふむ」。「冬至」は早咲きの白梅、「楊貴妃」は薄紅色の品種である。桜のよう…

  •  週末、改めて競泳の池江璃花子(りかこ)選手に思いをはせたい。白血病であることを自ら公表し、寄せられる激励に「必ず戻ってきます」と再びツイッターで答えた精神の、何と高貴なことか。戻ってきてくれると信じ…

  •  交番に韓国人の青年が駆け込んできた。「韓国人と日本人が1時間も前から殴り合いのけんかをしています」。警察官が「わかった、すぐに行こう。しかし、なぜもっと早く来なかったのかね?」「さっきまでは韓国人の…

  •  「理想というものは一番スローガンに堕し易い性質のものです。(略)若しも理想がスローガンに過ぎないのならば、理想なんか全然持たない方がいい」。近代批評の第一人者であった小林秀雄は「歴史の魂」でこう書い…

  •  8日付の「夕焼けエッセー」は北海道恵庭市からの投稿で、つま先が冷気でしびれるように痛く、お母さんが「足の上に乗りなさい」と温めてくれた幼い頃の思い出だった。「半世紀前の北海道は、今よりもずっと冬の寒…

  •  詩人の石原吉郎は大戦後、ソ連に8年抑留された。極限生活を経たその言葉は胸を突く。「ここにおれがいることを、日に一度、かならず思い出してくれ」。刑務所に収容されたときの心の叫びをそうつづった。祖国から…

  •  大阪府内で昨年1年間に起きた刑法犯の認知件数(暫定値)は9万5562件で、平成になって初めて10万件を下回った。大阪府警が発足した昭和30年以降で最も少ない。とくに「大阪名物」と揶揄(やゆ)されたひ…

  •  通勤路になっている公園の梅林で、いつの間にか早咲きの紅梅に白梅が加わった。淡い色彩とほのかな香りが、早春のハーモニーを奏でる。「梅の俳句募集」の看板があり、毎年、応募作品が掲示される。立ち止まって一…

  •  先日、「ホッチャレ」を紹介した。海を回遊して大きくなった鮭は、産卵のため生まれた川に戻ってくる。流れに逆らう厳しい旅で、傷つき痩せてぼろぼろになる。ようやく卵を産むと、力尽きて川面にその身を横たえ、…

  •  松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長が、ともに辞職しての出直しダブル選挙をにおわせている。4月の府議選、市議選に合わせてだが、そのまま2人が当選すると、残りの任期が満了する今秋に再びダブル選の必要が…

  •  きょうは二十四節気の「立春」である。いつもは「暦の上ではもう春」なのだが、暦通りの暖かさで、北陸地方では春一番が観測された。「立春をすぎて初めて吹く強い南寄りの風」だから、いうまでもなく最も早い。七…

  •  「X庁長官」の手紙は城が測量士を採用すると告げている。だが城の謎めいた役所組織は測量士を阻み続けた。文書に行き違いがあった、調書を作成します…。作家、カフカが長編「城」で描いたのは、巨大な官僚組織の…

  •  「野球のない季節の男は、人生を忘れた漂流者のように見える」。作詞家の阿久悠さんの言葉である。「野球というスポーツは、男に人生を語らせるために存在しているのだ」という名言もあるように、生前、甲子園の高…

  •  昭和40年11月、カイロに出かけた経団連会長の石坂泰三に、三木武夫通産相から電話が入った。当時、エジプトでは国際電話で日本語を使うことを禁止されており、「砂嵐のせいか、よく聞こえない上に英語だ。何か…

  •  「木に竹を接ぐ」とは、性質の異なるものを接ぎ木してもなじまないことから、筋が通らない、釣り合いがとれないという意味である。厚生労働省は平成13年の中央省庁再編で誕生したが、どうして厚生省と労働省を統…

  •  2004年のアテネ五輪では、よく地下鉄で街ダネの取材に出かけた。中心部のシンタグマ広場の最寄り駅は、壁一面に古代の生活の跡が残る地層がむきだしで、土器などの出土品も数多く展示されていた。建設の際に発…

  •  アイドルグループ「嵐」が活動休止を発表した。ただの嵐つながりだが、唐時代の五言絶句「勧酒」を井伏鱒二が訳した「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」が思い浮かんだ。人気の絶頂は、満開の桜とい…

  •  ロシアの作家、トルストイに民話「人にはどれほどの土地がいるか」がある。農夫が土地への欲に捕らわれる。手に入れてもより広い土地がほしくなって、また探す。日が沈むまでの1日で歩いて回った分だけ手に入れら…

  •  テニスの全豪オープンで日本人初の決勝に進出した大坂なおみ選手のインタビューが楽しい。「(全米オープンで優勝した)経験が生きたのかも。まだ21歳なのにね」。開幕時には、どの程度、体を絞ったのかと尋ねた…

  •  1918年から19年にかけて世界規模で大流行した「スペインかぜ」はインフルエンザだった。発生源は米国とみられるが、第一次世界大戦のさなかで参戦国では情報統制がなされ、中立国だったスペインでの流行が大…

  •  台風21号による関西国際空港の閉鎖もあったが、昨年の訪日外国人旅行者数は3119万人、旅行消費額は4兆5千億円と、いずれも過去最高だった。しかし、1人当たりの支出が3年連続で減少したのが気になる。中…

  •  江戸時代の川柳に「田舎医者さじを投げては馬で逃げ」とある。「さじを投げる」は、もう患者の治療方法がないと医者が薬を調合するさじを投げ出すことから、努力しても改善の見込みがないと諦める。防衛省もついに…

  •  悲報ではあるが、113歳で亡くなった世界最高齢の男性、野中正造(まさぞう)さんは、うらやましくなるほどの大往生だった。就寝中に息をしていないことに家族が気づき、死亡が確認された。前日も普段通りに食事…

  •  明日20日は大寒。1年で最も寒いころとなる。この日が来たらあとは春に近づいていくはずと頭の中で念じるが、実際はまだまだ寒い。暦がめくれていくのを指折り数えることになる。風邪など引かないようみなさんも…

  •  昨日は「亥の大変」と呼ばれた宝永地震を取り上げたが、こちらは「亥の砂降り」の名がついた。同じ宝永4(1707)年の11月23日、富士山が大噴火した。江戸の町にも大量の火山灰が降り積もり、「雪のふり下…

  •  宝永4(1707)年は亥(いのしし)年だった。10月4日、東海地方から西日本にかけて大地震が襲った。マグニチュード(M)8・4~8・6と推定され、記録に残る日本最大級の地震である。太平洋岸は津波に見…

  •  北海道に「ホッチャレ」という言葉がある。先輩コラムニストの石井英夫さんは、平成15年の初場所中に引退した横綱貴乃花をこう書いた。「天命というべき産卵を終えたサケたちはぼろぼろのホッチャレとなって力尽…

  •  平成2年に設置された脳死臨調は白熱の議論が戦わされた。「西欧諸国では脳死を死と認め、臓器移植を行っている。どうして日本ではできないのか」。こうした多数派に抗して、梅原猛さんは反対を貫いた。「臓器移植…

  •  1月は日本の伝統に触れることが多い月である。正月料理の品々や初詣の光景もそうだろう。しめ飾りなどを焼く「どんど」も行われる。辞書的には小正月15日の行事だが(広辞苑)、今ではこの3連休に行われるとこ…

  •  韓国人が日本人を殴った。韓国人はこう叫んだ。「私には自分の腕を自由に振り回す権利がある」。すると日本人はこう答えた。「しかし、その権利は私の鼻の直前までが範囲のはずなんですよ」。早坂隆著「新・世界の…

  •  衣料品通販サイトを運営する前沢友作氏が「お年玉」として100万円を100人にプレゼントした。ツイッターをフォローしてリツイート(拡散)すれば応募でき、その数は世界記録になったそうだ。総額1億円も話題…

  •  今日は「風邪の日」である。寛政7(1795)年の旧暦1月9日、大横綱の谷風梶之助(2代)が亡くなったのに由来する。63連勝など土俵上では無敵を誇り、「わしが倒れているところを見たいなら、風邪にかかっ…

  •  高校、大学で剛球投手として鳴らした江川卓さんは、2度もドラフト指名を拒否し、「空白の一日」を利用して巨人と契約した。ごり押しを意味する「エガワる」が流行語になった。プロ野球界だけでなく日本中を騒がせ…

  •  いただいた年賀状に「大阪万博に行きたい」「万博まで長生きするぞ!」という添え書きがあった。2025年はそう遠くないから「長生き」はオーバーだが、期待と盛り上がりを感じる。今日が仕事始めの企業も多いよ…

  •  葉を落とした正月の冬山はしみじみとした味わいがある。春の柔らかい若葉はいつしか夏の日を盛んにはじいていた。やがて色づき、今はすっかり散った。木々の骨相が浮かび上がっている。黒々と太い幹もあればほっそ…

  •  作家の田辺聖子さんの生家は大阪・福島にあった写真館である。「田辺写真館が見た“昭和”」(文芸春秋)に「正月は戦場だった」と書く。晴れ着姿の客が引きも切らず、合間に写真技師たちが雑煮やお節料理をかっ込…

  •  平成元年のNHK紅白歌合戦は2部構成で行われ、第1部の「昭和の紅白」では、歴代の司会者が思い出を語り、戦後の歌謡史というべき名場面が映像で紹介された。ピンク・レディーとザ・タイガースが再結成し、5年…

  •  米国の株式市場には「サンタクロース・ラリー」と呼ばれる現象がある。ラリー(Rally)は「持ち直す」「反発する」で、クリスマスから新年にかけて株価が上昇しやすい。12月は節税対策による保有株の処分売…

  •  版画家の田主誠さんが本紙朝刊(大阪発行)の地方版に連載していた「いい日本みつけた」が25日付で終了した。ちょうど700回である。週1回、足かけ17年にわたって、さまざまなテーマを取材し、版画を描き、…

  •  大(だい)大阪と呼ばれた時代がある。大正14年、大阪市は東京市を抜いて全国1位、世界6位の人口を持つ都市となった。市域が拡張されたこと、東京が関東大震災で打撃を受けたことが背景にあるが、それはまあい…

  •  米国ではこの時期に決まってテレビ放映される映画があるという。フランク・キャプラ監督、ジェームズ・スチュアート主演の「素晴らしき哉、人生!」。1946年の作品だが、権威ある映画批評サイト「ロッテントマ…

  •  エスカレーターは片側を空けておくものだと思い込んでいた。昭和42年に改装された阪急梅田駅で、急ぐ人のために、と呼びかけたのが始まりで、大阪万博で全国に広まったという。大阪は右側に立ち、東京は左。欧米…

  •  今年の訪日外国人旅行者数が3千万人を突破した。初めて1千万人を超えた平成25年からわずか5年で3倍になった。関西国際空港も台風21号による閉鎖でブレーキがかかったが、国際線の旅客数は過去最高になりそ…

  •  寺山修司さんは競馬の名言を数多く遺(のこ)した。「誰でも、偶然なしでは生きている愉(たの)しみがない。そんなとき、無印の非力(ひりき)な馬の馬券を一枚買ってみる。その馬の『万に一つの逆転の可能性』は…

  •  「ミスターラグビー」と呼ばれた平尾誠二さんが53歳で亡くなって2年になる。18年ぶりにラグビーの日本選手権を制した神戸製鋼の橋本大輝主将は、平尾さんの遺影を胸に表彰台に上がった。かつて7連覇を達成し…

  •  昭和20年12月15日のこと。日本を占領していた連合国軍総司令部(GHQ)は、神道と公的なもののかかわりを禁じる指令を出した。よほどこの宗教を敵視していたのだろう、国家神道を「カルト」、熱狂的崇拝と…

  •  安政元(1854)年の安政南海地震は前日、正確には32時間前に起きた安政東海地震に続いて発生した。大阪市浪速区にある「大地震両川口津浪記」の石碑は、大地震と津波による甚大な被害を伝え、「年々文字よみ…

  •  江戸城では師走の13日にすす払いをした。1年の汚れを払うと年神様がご利益を持ってやって来るとされ、正月準備の行事でもあった。本所松坂町の吉良上野介邸でもすす払いを行い、翌14日、茶会を催したという。…

  •  映画監督の小津安二郎(1903~63年)は誕生日も命日も12月12日である。「東京物語」や「秋刀魚の味」などで庶民の哀歓や人情の機微を描いた名匠は、映画界の後輩にこう言っていたそうだ。「君、人間は少…

  •  臨時国会が閉幕した。これほど低調で中身のない国会はかつてなかろう。改正出入国管理法が成立したが、政府・与党はスケジュールありきで、野党は型通りの抵抗を見せただけである。徹夜国会など残業手当の無駄だ。…

  •  京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授がノーベル医学・生理学賞の授賞式に和服で出席する。1968年に文学賞を受賞した川端康成さん以来で、半世紀ぶりとなる。男性は燕尾(えんび)服という決まりだが、民…

  •  17世紀オランダの画家、フェルメールは贋作(がんさく)につきまとわれた。ナチス幹部がその絵を持っていたことがわかり、オランダの宝を敵に売ったと問題になったことがある。ところがこれは、オランダ人による…

  •  今年の10大ニュースを選ぶアンケート用紙が回ってきた。「国内」は西日本豪雨や台風、北海道地震など相次いだ災害を迷わず上位にしたが、「国際」は困ってしまった。6月にトランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委…

  •  「お天道様はちゃーんと見てるんだ。だから悪いことはできないんだよ」。フーテンの寅さんの名セリフだが、見ていたのはお天道様ではなく、防犯カメラだった。ハロウィーン前の週末の夜、東京・渋谷の繁華街で軽ト…

  •  今年いただいた年賀状を見ながら宛名書きをしていたら、「本年をもちまして年始のごあいさつを失礼させていただきます」という1枚があった。高齢になり、子供たちも自立して、ここらで人生を見つめ直したいという…

  •  不勉強なもので「ご飯論法」を知らなかった。働き方改革法案の国会審議での加藤勝信厚労相(当時)の答弁を「論点ずらし」として、上西充子法政大教授らがツイッターで広めたという。「2018ユーキャン新語・流…

  •  自らゴルフ場を所有するトランプ氏は別格として、米国の大統領にはゴルフ好きが多い。なかにはマナーの悪いゴルファーもいて、「マリガン大統領」と陰口をたたかれた。「マリガン」とはミスショットを打ち直すこと…

  •  「十二月になると一日一日に時を刻む音が聞えるようである」。小説家、山本周五郎の随筆「年の瀬の音」から。本当にその通り。これをやらなければ、あれもしなければ。そう思いながらも追いつかない。師走はいつも…

  •  子供の頃、夏になると北海道・十勝の自宅に天候を尋ねる電話がかかった。先物取引をやっている父の知人からで、小豆の作柄を予想するためだった。小豆は暑さにも寒さにも弱い。梶山季之さんの小説「赤いダイヤ」は…

  •  山本夏彦さんの訃報記事は各紙こぞって「辛口コラムニスト」と書いた。本人は生前、「よせやい、カレーじゃあるまいし」と苦笑していたという。コラムにピリッとしたスパイスは欠かせないから、ほめ言葉である。コ…

  •  野党は存在感を示す好機を逃した。出入国管理法改正案が衆院を通過した。政府・与党は来年4月の新制度開始に間に合わせるため、今国会での成立を急いでいる。ために衆院法務委員会での審議はわずか17時間余で、…

  •  松下幸之助さんは9歳で大阪・船場の火鉢店に丁稚奉公(でっちぼうこう)に出され、そこで商売の勘を学んだ。よく客に頼まれてたばこを買いに走った。20個まとめて買うと1個おまけがつく。次からは買い置きして…

  •  思い出しても腹立たしい。大阪は2008年夏季五輪の開催都市に名乗りを上げたが、北京に惨敗した。第1回投票でわずか6票しか獲得できず、立候補した5都市の最下位だった。しかも「大阪に投票したのに残念」と…

  •  「このような今日の世界を直視しながらも、なお私たちは人類の未来の繁栄をひらきうる知恵の存在を信じる」。今、読み直しても格調が高い。昭和45(1970)年大阪万博の、基本理念の内容の一部である。「この…

  •  木を吹き枯らすから木枯らしである。昔の人は「凩(こがらし)」と書いた。国字、すなわち日本で作られた漢字で、晩秋から初冬の寒さを感じさせる季節風がうまく表現されている。江戸中期の俳人、池西言水(ごんす…

  •  田中角栄元首相が逮捕されたロッキード事件では、米ロッキード社の幹部から贈賄を認める供述を得る必要があった。日本の司法権が及ばないため、米側に嘱託尋問を依頼したが、ロ社幹部は刑事訴追される恐れがあると…

  •  カルロス・ゴーン会長の逮捕には驚いたが、わからないことだらけだ。「コストカッター」の異名をとり、経営危機に陥った日産自動車を「リバイバルプラン」でV字回復させた。日本企業ではけた違いの報酬が批判を浴…

  •  「平成の大合併」は過疎化が進む地方自治体を広域化することで、行財政基盤を強化するのが目的だった。平成11(1999)年に3232あった全国の市町村が、22(2010)年には1727とほぼ半減した。周…

  •  気の重い週末となった。国会の憲法審査会はいまだに開かれない。日露首脳会談で安倍晋三首相は、北方領土の四島返還ではなく歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島の2島先行と取られかねない方向にかじを切っ…

  •  人気バラエティー番組「世界の果てまでイッテQ!」のやらせ疑惑で、日本テレビの社長が謝罪した。「祭りとしてイメージするには無理のあるものまで拡大解釈して、祭りとして扱ってしまった」という釈明はわかりに…

  •  NHKの紅白歌合戦の出場歌手が発表されたが、半数近くは知らない。むしろ落選組に目が向く。TOKIOは元メンバーの不祥事が影響したのか、連続出場が24回でストップした。原爆のきのこ雲のTシャツが問題に…

  •  以前は「現金ならお安くしますよ」だった。来年10月からの消費税率10%への引き上げで、クレジットカードや電子マネーなどで支払えば、アップ分の2%がポイントで還元されることが検討されている。増税感を薄…

  •  「菊とバット」で知られるロバート・ホワイティングさんの「イチロー革命」(早川書房)にこんなくだりがある。「あなたがアメリカで成功した意義は?」。こう聞かれたイチロー選手はずばり答えた。「日米間の距離…

  •  国際宇宙ステーション(ISS)での実験試料を地球に持ち帰るカプセルが無事帰還した。二重構造のステンレスで真空の空間を作って断熱し、大気圏突入時の高温と重力に耐えられる“究極の魔法瓶”である。宇宙航空…

  •  秋の深まりは少し寂しくもある。近づく冬を思わせるからだが、今年はそれだけではない。NHK「西郷(せご)どん」の終わりも近づいてくるからである。史実では西郷は西南戦争に敗れて自刃する。別れるのがつらい…

  •  「寺内貫太郎一家」などの脚本を手がけた向田邦子さんは、テレビに関するエッセーも多い。乗車したタクシーの運転手があるホームドラマを褒めて、「なんたって、灰皿がいい」。「ほかは滅茶苦茶だな。素人のうちな…

  •  そろそろ流行語大賞が話題になる時期である。今年を振り返ると、災害や猛暑の記憶がよみがえる。「命にかかわる危険な暑さ」や複合災害を意味する「マルチハザード」、さらには地震で北海道全域が停電する「ブラッ…

  •  今日は二十四節気の「立冬(りっとう)」である。「冬の気配が立つ」という暦(こよみ)に追い立てられるように、衣替えをした。衣装ケースから冬物のコートやセーターを半年ぶりに出し、クローゼットやたんすにし…

  •  昨日の中国新聞朝刊に掲載された広告が話題になっている。真っ赤な紙面に、日本シリーズを最後に現役を引退した広島カープの新井貴浩選手のユニホーム姿のイラストと「結局、新井は凄かった。」。もう1ページあり…

  •  人生は四季に例えられる。中国古来の五行説はそれぞれに色を当て、青春・朱夏・白秋・玄冬とした。玄冬の玄は黒である。白秋は現在なら50代後半から60代だろう。小欄もその年代だが、人生100年時代といわれ…

  •  スーパーに行くと、まず見切り品のコーナーを見る。野菜などが半額で、すぐに食べるならこれでいい。チラシに出ていた特売品はいつもより安い。レジでは割引クーポン券を出し、ポイントを付けてもらう。レジ袋が有…

  •  先月、沖縄の宮古島に行ってきた。旧暦9月のこの時期に「パーントゥ」と呼ばれる奇祭が行われる。ユネスコの評価機関が無形文化遺産への登録を勧告した8県10件の「来訪神(らいほうしん)」の一つである。ホテ…

  •  韓国の国会議員たちが議論していた。「私たちは、うまくいかないことをすべて日本のせいにするが、改めるべきではないか」。「確かにそうだが、この悪癖の原因は何だろう?」。長い議論の末、結論が出た。「原因は…

  •  以前、北海道・阿寒湖畔のホテルに宿泊して、ロビーに飾られていた木彫りの熊に目を見張った。川を遡(さかのぼ)る鮭を捕まえようと身構えた姿で、表情と筋肉の緊張はまるで生きているようだ。ほかにもアイヌの男…

  •  松尾芭蕉が「秋深き隣は何をする人ぞ」と詠んだのは、病に倒れた大阪でだった。もはや起き上がることもできず、ほどなく「旅に病んで夢は枯野をかけ廻(めぐ)る」の句を遺(のこ)して息を引き取った。晩秋の夜、…

  •  昭和60(1985)年のドラフト会議はPL学園の「KKコンビ」が話題だった。巨人入りを熱望していた清原和博内野手は指名されず、会見で涙を流した。6球団の競合で西武が交渉権を獲得した。巨人は早大進学を…

  •  大阪では川岸も「浜」と呼んだ。江戸時代、米市場が堂島の浜に設けられたのは、水運で米を運ぶためである。堂島の旦那衆は毎年、浜の字の紋が入った羽織を新調して各界の著名人に贈った。三代目桂米団治が年始回り…

  •  旧聞だが、どこかの知事が週末ごとに公用車で別荘に出かけて問題になった。大阪府の松井一郎知事は公用車で庁舎周辺を巡回し、車内でたばこを吸ったりコーヒーを飲んだりした。府議会で質問され、「喫煙ルームとし…

  •  民族学者の梅棹忠夫さんが存命なら、「明治150年」ではなく「化政200年」と呼んだのではないか。江戸時代後期の年号である文化と文政の境目が1818年。「このへんこそが、近代日本の原点になるのだろうと…

  •  ジェフリー・ディーヴァーの人気ミステリー「ボーン・コレクター」などに登場するリンカーン・ライムは、事故で四肢がまひした天才犯罪学者で、現場に残された微細な物証を見逃さず、最新の科学捜査と明晰な頭脳で…

  •  薬師寺金堂、西塔などの再建に携わった宮大工、西岡常一は、職人ならではの含蓄ある言葉をたくさん残してくれた。こんなのがある。「今の大工は耐用年数のことなんか考えておりませんで。今さえよければいいんや。…

  •  日本の秋には二つの「かき」がある。柿と牡蠣(カキ)である。「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるが、カキも「海のミルク」と呼ばれ、タウリン、亜鉛、グリコーゲンなど多くの栄養素が含まれて…

  •  また「最年少」の勲章が増えたが、もう驚きはない。将棋の藤井聡太七段が16歳2カ月で新人王戦に優勝し、17歳0カ月だった最年少記録を31年ぶりに更新した。新人王戦の参加資格は「26歳以下」かつ「六段以…

  •  ルポライターの草分けで“トップ屋”と呼ばれた梶山季之(としゆき)さんは高度経済成長期、人間の欲望が渦巻く社会派小説を数多く書いた。「のるかそるか」では、昭和39(1964)年の東京五輪を控えて、地価…

  •  まるで映画のようだ。結婚に必要な書類を調えるためトルコのイスタンブールにあるサウジアラビアの総領事館を訪れた。外では恋人が待っていたが、いつまでたっても出てこない。サウジの体制に批判的なジャーナリス…

  •  カレンダー業者は「もっと早く決めてくれたら」と思っているのでは。阪神タイガースの監督交代劇ではない。皇太子さまが新天皇に即位される来年2019年5月1日が祝日になり、前後も休日扱いで4月27日から5…

  •  甲子園に足を運ぶ理由は4つあるそうだ。(1)試合を見に行く(2)阪神ファンを見に行く(3)面白いヤジを聞きに行く(4)なんか面白いことを探しに。「優勝は人生で3度まで」「決してそれ以上は望むな。欲ど…

  •  先輩記者から「3日3月3年」という言葉を教えてもらった。3日やれば3月もち、3月もてば3年続く。そうやって仕事になじんでいく。その仕事に楽しみや喜びを発見し、生きがいを見出せば、それが天職である。天…