産経抄産経抄 記事一覧会員向け記事

  •  秋のお彼岸、社会面にお引っ越しした「ひなちゃん」一家もお墓参りをしていた。「ごせんぞさまはみえないけど、いるんですよね!」と聞く、ひなちゃんはやっぱりいいな!!と癒やされたが、先週不可解な判決があっ…

  •  「血液型を調べる必要がある」と医師に言われ、おじさんは右の腕を差し出した。「型が違う」と首を振る医師に、「僕の血が違うたあ何だ」とおじさんは納得がいかない。「もう一度、左からとってみてくれ」。

  •  「寄り添うだけでは被災地は救えない」。東電福島第1原発で、増え続ける汚染浄化後の処理水をめぐる原田義昭前環境相の忌憚(きたん)のない言葉は、ずばり本質を射ている。退任直前には「(処理水を海洋に)放出…

  •  いよいよ、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が開幕する。観戦の助けにと、刊行されたばかりの『ラグビーの世界史』(白水社)をひもといた。19世紀の初め頃、イングランドのパブリックスクール「ラグビ…

  •  ソロモン諸島は、日本からはるか6000キロも離れた南太平洋の島嶼(とうしょ)国である。南部のガダルカナル島にある、首都ホニアラの国際空港が玄関口となる。もともと日本軍が昭和17年7月に上陸して建設し…

  •  「ドローン」(無人機)とは、英語で雄バチを意味する。飛行の際のブーンという音に由来する。空撮や荷物の配達、農薬の散布など、世界中で実用化が進んでいる。とはいえ、もともと軍事目的で開発された技術だ。

  •  昭和43年9月18日、熾烈(しれつ)な優勝争いを繰り広げていた巨人と阪神の一戦で、「事件」は起こった。阪神のエース、ジーン・バッキー投手の厳しい内角球に対して、王貞治選手はマウンドに歩み寄って抗議し…

  •  日本で初めてのマラソン大会は、神戸-大阪間で開催された。明治42(1909)年に大阪毎日新聞(毎日新聞の前身)が主催した「マラソン大競走」である。きっかけは、大阪毎日の関係者が観戦した前年のロンドン…

  •  中空(なかぞら)の月が風情を帯びる季節は、長雨や台風と重なることが多い。作家で俳人の久保田万太郎は〈月哀(かな)しわれから雲をくぐるとき〉と詠んだ。いわゆる中秋無月に嘆息した句として、お天気博士の倉…

  •  任期制自衛官も失業保険に入れない。公務員宿舎削減で緊急参集要員住宅が確保できない。頻繁に異動があるのに引っ越し費用は半額自己負担-。ジャーナリスト、小笠原理恵氏の新著『自衛隊員は基地のトイレットペー…

  •  ニューヨークは何度も停電に悩まされてきた。今年7月にも変電所の火災が原因となり、エレベーターに閉じ込められる人が続出した。ブロードウェーの公演も中止になり、ミュージカルの出演者は路上に舞台を移して聴…

  •  安倍晋三首相が今年8月に抜くまで、戦後最長の政権を維持したのは、首相の大叔父にあたる佐藤栄作元首相である。内閣改造を6回行った佐藤は、「議員名鑑」を常に手元に置いていたといわれ、「人事の佐藤」とたた…

  •  日産自動車の西川(さいかわ)広人社長の突然の辞任表明は、フランスでも大きく報じられた。日産と連合を組むルノーの本社があるだけに、当然である。フィガロ紙は、「ブルータスが辞任した」などと報じたそうだ。

  •  刑務所暮らしのつらさの一つは、読み物がないことだという。3度の服役経験のある安部譲二さんは、どこの刑務所でも木工場で働いていた。棚には、インテリアの専門誌『室内』のバックナンバーが並んでいた。

  •  歌人の俵万智さんに、わが子の命名を詠んだ一首がある。〈とりかえしつかないことの第一歩 名付ければその名になるおまえ〉。三十一文字の向こうに、命名の筆を持つ親の震えを見るようで、鼻がつんとなる。

  •  安倍晋三首相が11日に行う内閣改造と自民党役員人事をめぐり、政界の楽屋雀(すずめ)は誰がどのポストを射止めるかだの狙いはどうだのとかまびすしい。自身の栄達や利害に直結するだけに、与党議員の話題はほと…

  •  早くから55歳で「隠居」すると決めていた。兵庫県姫路市出身のドイツ文学者の池内紀(おさむ)さんは、小学4年で父を亡くした。高校1年の時、大学を出たばかりの兄が、勤務先で事故死する。生活が苦しい中、池…

  •  ボリス・ジョンソン英首相は、オックスフォード大で古典学を専攻した。もちろん、文豪シェークスピアにも造詣が深い。自身が主役となった前回の与党保守党党首選の政争劇は、まさにシェークスピア劇さながらの展開…

  •  以前あるイベントで仕事を手伝った女性から昨日、電話で突然の報告を受けた。「私、おすし屋さんになります」。東京都内で、出版などを手がける会社の社長、白形(しらかた)知津江さん(46)である。

  •  ロシア出身のマリア・シャラポワ選手は、テニスの2004年ウィンブルドン女子シングルス決勝で、女王セリーナ・ウィリアムズ選手を破って初優勝を果たした。17歳の若さだった。

  •  「たっぷりの大根おろしとともに脂の乗ったサンマの塩焼きを久しぶりに堪能した」。昨年9月初旬のコラムに書いている。7月の初セリでは過去最高値がつくほど水揚げが少なかったが、8月下旬になって北海道沖で漁…

  •  戦後を振り返る令和の夏も過ぎ、もう9月だが国柄や戦史にちなんだ小話のクイズを同僚から聞いた。最強の軍隊を組織するなら指揮官や参謀など、どの国から招くか。将軍は米国、参謀はドイツ、兵士は日本から。では…

  •  蟹(かに)は、甲羅に似せて穴を掘るという。人の行いや考えは、身の丈に合ったものになるとの意味のことわざである。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、29日の臨時閣議で展開した激しい日本批判を見て連…

  •  隠せばいいというものではない。公立小中高校の入学式や卒業式では、かつて国旗掲揚や国歌斉唱に激しい反対運動があり、正面に掲揚するはずの日の丸をできるだけ目立たないところに隠すように掲げ、「掲揚」したこ…

  •  舞台は第二次大戦下のアフリカ・ケニアである。主人公のワタルは現地で貿易商を営む父と奥地に向かう途中、別れ別れとなった。マサイの大酋長(しゅうちょう)ゼガの力を借りて苦難の旅を続けるワタルは果たして、…

  •  韓国大統領府の民情首席秘書官といえば、政府高官の監視など強い権限を持つ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2年前の就任時、検察出身者が就任するのが慣例だったポストに、ソウル大教授の法学者、チョ国(グク…

  •  いかにも世界最大の熱帯雨林アマゾンを有する、南米ブラジルらしい演出だった。3年前のリオデジャネイロ五輪の開会式である。約1万人の選手は入場の際に植物の種が渡され、行進中に大地に見立てた箱の中の鉢に植…

  •  郊外に越して何が良かったかといえば、駅まで歩いているだけで、季節の移ろいが肌で感じられることだ。ご近所に田んぼが結構、残っているのもうれしい。ほんの少し前までひょろひょろだった青苗が、灼熱(しゃくね…

  •  落語の名人、三遊亭円朝が東京・早稲田の大隈重信邸に呼ばれた。一席披露した後、盃(さかずき)を勧めてくる人がいた。主賓の伊藤博文である。「恐れ多い」とためらう円朝に隣の客がささやいた。「受け給(たま)…

  •  13世紀、ドイツ北部・ハーメルンに現れた男は、笛を吹き鳴らして集まった子供たち130人をどこかに連れ去り、二度と戻らなかった。グリム童話にも登場するハーメルンの笛吹き男の伝承である。21世紀の現在、…

  •  まもなく新学期。学校でのいじめに苦しんでいる子供は、このまま夏休みが終わらなければいい、と切に願うそうだ。「放射能がうつる」。東京電力福島第1原発事故の直後には、避難先で心ない言葉を浴びせられた子供…

  •  歌手の三波春夫さんは、酒、たばこ、賭け事にまったく縁がなかった。地方公演に出ても、舞台を終えるとまっすぐ旅館に帰って、読書に励む。そんな三波さんも、カジノで遊んだことがある。ロサンゼルスで公演した際…

  •  植村直己さんが、氷に閉ざされたグリーンランドの西海岸をただ一人犬ぞりを駆って3千キロを踏破したのは、昭和48(1973)年だった。実は現在では不可能な冒険だという。コースの一部が流氷になるなど、氷が…

  •  米カリフォルニア州の高速道路で、ノロノロ運転の大型トラックを追い抜いた。中年セールスマン、デヴィッド・マンの災難はささいな出来事から始まる。大型トラックは、なぜか執拗(しつよう)にマンの車を追いかけ…

  •  百本のろうそくを立て参加者が怪談を語り終える度に消していく。全て消えると…。「百物語(ひゃくものがたり)」は俳句の季語にもなっているという(『絶滅寸前季語辞典』夏井いつき著、ちくま文庫)。暦の上では…

  •  まなざしにはお国柄が出る。英国人は相手の話を理解すると、目を見つめてまばたきする。米国人は目を合わさず、代わりに相づちを打って同意する。英国人と米国人の会話はそれゆえ、往々にしてかみ合わない。

  •  片思いは切ない。一途(いちず)であればあるほど、滑稽に映ることもある。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、日本統治からの解放を記念する光復節での演説で北朝鮮に改めて求愛した。「経済協力が速…

  •  冷戦期、米国と旧ソ連は宇宙開発で、熾烈(しれつ)な争いを繰り広げていた。常に先手を取っていたのは、ソ連である。1957年に世界初の人工衛星を打ち上げる。61年には、ガガーリン飛行士が初の宇宙飛行に成…

  •  今年も『孫たちへの証言』(新風書房)が送られてきた。昭和63年に創刊された戦争体験の記録集も第32集となる。ずっと編集してきた福山琢磨さんは平成の終幕とともに、若手にバトンタッチするはずだった。

  •  蒸し暑い夜、ほろ酔い気分で地下鉄を降り、階段をのぼって大通りに出てみると車一台走らず、人っ子一人歩いていない。おかしい。酔っ払って乗り過ごしたかなぁ、と地図を見ようとスマホを取り出そうとしたとき、ド…

  •  弁護士の三井義広さんが、男に果物ナイフで背中を刺されたのは白昼、客でにぎわう喫茶店の中だった。傷は肺まで達したが、からくも死は免れた。100キロを超える巨漢だった三井さんは、医師に皮下脂肪の厚さのお…

  •  「山」という単語は、フランス語では女性名詞として扱われる。東京帝大仏文科に学んだ太宰治は、女性をもてなすような筆致で山を描いた。郷里青森で随一の高さを誇る岩木山を、小説『津軽』で賛美している。

  •  日本列島を酷暑が襲う最中、事態はさらに過熱している。愛知県の国際芸術祭の企画展「表現の不自由展・その後」が中止された問題は、マスコミやインターネットでさまざまな論点をめぐり論争を巻き起こしたほか、首…

  •  日本語特有のあいまいさを含んだ言葉の一つに、「善処します」がある。1969年の日米首脳会談で、ニクソン米大統領から繊維の輸出規制を迫られた佐藤栄作首相が、この言葉を使ったとされる。

  •  何をコラムのテーマにするのか決まらず、頭を抱えていた昨日の午後、驚きのニュースが飛び込んできた。自民党の小泉進次郎衆院議員(38)とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん(41)の結婚である。

  •  米南部テキサス州のエルパソといえば、映画ファンなら「夕陽のガンマン」(1965年)を思い出すだろう。哀愁漂う口笛のメロディーから始まる、西部劇の名作である。脱獄囚を追う、凄腕(すごうで)の賞金稼ぎを…

  •  「もし『笑顔』という競技があれば、彼女たちは表彰台のトップに立つだろう」。英国の新聞からこうたたえられたのが、カーリング女子の日本チーム、LS北見である。「キープスマイル」を合言葉とし、昨年の平昌(…

  •  残念ながら、地元紙の神戸新聞と小紙しか報じなかった。神戸市須磨区のデパートで7月下旬に予定されていた自衛隊の車両を展示するイベントが、中止に追い込まれたニュースである。ある女性団体は、短文投稿サイト…

  •  太宰治の短編『トカトントン』は、書き出しの意外さが忘れ難い。〈拝啓。一つだけ教えて下さい。困っているのです〉。実際に届いた読者の手紙から、想を練った作品だという。文豪の豊かな遊び心と着想の妙に、一読…

  •  「徴用工問題は、日韓請求権協定の対象に入っている」。平成26年、趙世暎(チョ・セヨン)・元韓国外務省東北アジア局長は小欄の取材に明言し、こうも強調した。「韓国が行政として外国と結んだ条約の責任がある…

  •  多くの関所があった江戸時代、旅行は厳しく制限されていたイメージが強い。実は抜け道があって、庶民は旅を大いに楽しんだ。なかでも人気を呼んだのは、伊勢参りである。当時の人口比で20人に1人が伊勢参宮を行…

  •  明治の初めに、わが国の近代郵便制度を作り上げた前島密(ひそか)は、漢字廃止論者だった。文明開化にとって、漢字は邪魔になると考えたからだ。自ら、仮名ばかりで書かれた新聞も発行している。

  •  「戦死やあわれ 兵隊の死ぬるや あわれ」「骨を愛する人もなし」。終戦4カ月前にフィリピンで戦死した詩人、竹内浩三の『骨のうたう』である。遺骨となって帰還後、故国をながめている。もっとも、遺族が受け取…

  •  徳川幕府の3代将軍、家光の乳母となり、大奥を支配した春日局は、厳しい残暑の最中に65歳で急死した。精神科医の和田秀樹さんは、加齢により体温調節機能が低下し、臓器細胞が障害を受けて死に至ったと診断する…

  •  個人的な話を書くのは、日ごろ厚顔無恥な抄子でも気が引けるが、少々お許し願いたい。平成の終わりから令和にかけて恩師の夫人、叔父、母親、それに大学の同級生と立て続けに近しい人々が鬼籍に入った。

  •  将棋界は席次にうるさい社会である。盤をはさみ上座と下座があり、どちらに座るかは本来、実績で決まる。谷川浩司九段の挿話を思い出す。史上最年少の21歳で名人に就いた後、名のあるベテランと対局に臨んだ。

  •  「出席者からヒアリング(聴取)した現場の雰囲気を報告します」。ジュネーブで24日に終了した世界貿易機関(WTO)一般理事会について、世耕弘成経済産業相が25日、自身のツイッターで解説した。会員制交流…

  •  落語家の古今亭志ん朝さんは、亡くなるまでウナギを一切食べなかった。嫌いだったわけではない。志ん朝さんの守り本尊である虚空蔵菩薩には、ウナギに乗って天から舞い降りてきたとの言い伝えがあった。志ん朝さん…

  •  第二次大戦時の首相、ウィンストン・チャーチルに関する本は、現在の英国でも年間100冊ほどが出版されているそうだ。『チャーチル・ファクター』(プレジデント社)もその一つである。新首相に就任するボリス・…

  •  駅の待合室には紙くずだらけ。路上にも、住民がぶちまけた台所の残り物が散乱している。公衆便所のあまりの不潔さに、卒倒した外国人女性もいたそうだ。昭和39(1964)年の東京五輪開催を直前にひかえた頃の…

  •  病気、離婚、痴漢、暴行、SNS炎上、男女間のトラブル、賭博、薬物…。約6千人の芸人やタレントを抱える吉本興業は、あらゆる「有事」を経験してきた。4年前に退社するまで、広報マンとして35年にわたって謝…

  •  第1回の参院選は、昭和22年4月に行われた。無所属議員が108人も当選し、第一党の社会党をはるかに超える勢力となった。作家の山本有三らが無所属議員に呼びかけて結成したのが「緑風会」である。

  •  雪の上を人が歩くにつれて足跡が増える。セル画全盛期のアニメ作品では、骨の折れる表現だった。1枚のセルに必要な数の足跡を描き、カメラを回す。一コマごとに足跡を一つずつ手作業で消してゆき、最後にフィルム…

  •  もっともらしい顔で、とんでもないことを言う人がいる。集団的自衛権の行使を限定容認した安全保障関連法の成立直後の平成27年9月のことである。朝日新聞で、著名な憲法学者の長谷部恭男氏が同法を批判し、憲法…

  •  来年公開が予定されている英人気スパイ映画「007」シリーズ最新作では、黒人の女優がコードネーム「007」のスパイを演じると報道されて話題になっている。もうひとつ注目の的が、主人公のジェームズ・ボンド…

  •  宮沢賢治の有名な詩『雨ニモマケズ』は、遺品のトランクにあった手帳に鉛筆書きされていた。その一節、「ヒドリノトキハ ナミダヲナガシ」の解釈をめぐって、研究者の間で今も論争が続いている。

  •  昨年8月末、英国とフランスの間で「ホタテ戦争」が勃発した。仏北部のノルマンディー地方沖で、約40隻のフランス漁船が5隻の英国漁船を取り囲み、操業を妨害した。けが人は出なかったが、石を投げ合い、船体を…

  •  きょうは「海の日」。平成7年に制定され、途中から3連休にするため7月の第3月曜日になった。そのためか、この日の由来を忘れてしまった不心得者も論説委員室にいる。

  •  梅雨明けのコラムにふさわしい、とメモしておいた五行歌がある。〈穴蝉の/背を割って/森の/賑(にぎ)わいが/生まれた〉浜田美智子(草壁焔太編『五行歌の事典』から)。列島の南側に前線が居座る天気図を見て…

  •  社会的弱者や人権派、平和主義者の装いで身を守りつつ、実際は暴力で自分たちの主義主張を通そうとするほど、卑怯(ひきょう)な振る舞いはない。触らぬ神にたたりなしとばかりに、見て見ぬふりをするのも同じこと…

  •  イラン・イラク戦争は、1980年から8年続き、100万人を超える死者が出た。途中の84年からは、いわゆるタンカー戦争が始まる。両国が、ペルシャ湾を航行するタンカーなどに、無差別ともいえる攻撃を仕掛け…

  •  イラン革命前夜の1978年12月、混乱の最中にあったテヘランから、最悪の知らせが届いた。米コンピューター・ソフト会社EDSの幹部2人が逮捕されたというのだ。

  •  太平洋の孤島、イースター島のモアイ像は、いまだ大きな謎に包まれている。ノルウェーの人類学者、ハイエルダールは、南米の巨石文化とのつながりに注目した。

  •  97年前の今日、60歳で世を去った文豪・森鴎外は、娘を溺愛していた。長女の茉莉(まり)が幼い頃、書斎に入っていくと、仕事を中断して膝の上に乗せた。「お茉莉は上等、目も上等、鼻も上等、頬っぺも上等、性…

  •  大坂なおみ選手のまさかの初戦敗退は残念だったが、錦織圭選手は絶好調である。テニスのウィンブルドン選手権で、1セットも落とさないまま16強入りを決めた。トップ選手と当たる後半戦が、ますます楽しみである…

  •  学業であれ事業であれ、命懸けで立てた志ほど強いものはない。知られた詩の一節がある。〈学もし成らずんば死すとも還(かえ)らじ…人間(じんかん)/到(いた)る処(ところ)/青山(せいざん)有り〉。幕末の…

  •  予想された事態だとはいえ、あきれ果てる。慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決をうたった平成27年の日韓合意に基づき、韓国で設立された慰安婦財団が解散した。韓国側は日本政府に「手続きが完了したわけ…

  •  昨年1年間に韓国からは753万9000人、台湾からは475万7300人の旅行者が日本を訪れた。多くの人が、寿司(すし)や刺し身を堪能したことだろう。ただせっかく味を覚えても、帰国すれば食べられなくな…

  •  昨日の各紙は、中央官庁の幹部人事を一斉に報じていた。そのなかでも破格の扱いで伝えていたのが、文部科学省の初等中等教育局長に丸山洋司官房審議官(57)を起用する人事である。文科省担当の記者に聞くと、省…

  •  昨日の社会面に掲載された元共産党国対委員長、松本善明(ぜんめい)さんの訃報記事のなかで、なつかしい名前を見つけた。松本さんの最初の妻、絵本作家のいわさきちひろさんである。

  •  月刊『Hanada』4月号では、元駐韓国大使の武藤正敏さんと作家の百田尚樹さんが「韓国大闘論」を繰り広げていた。「悪夢のような文在寅政権」をめぐってである。韓国海軍による自衛隊機へのレーダー照射や徴…

  •  最近は、冗談の一つもなかなか言えないご時世になった。こう見えて小欄もいろいろと気を使っている。平成の半ばごろまでは、ある種の髪形の人を「おい、●●(小心のため伏せ字にした)」と呼びかけていたのを悔い…

  •  おごり高ぶる人を前にすると、負けじと胸を反らせてしまう。謙虚な人の前では、こちらも自然と腰が低くなる。〈人と人との応接は、要するに鏡のようなものである〉(吉川英治『三国志』)。人情の機微だろう。

  •  「厳密なモニタリングを行い検査した結果、規制対象から外します」。欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は、27日の安倍晋三首相との会談で述べた。東電福島第1原発事故に伴う日本産食品輸入規制を、大幅に緩…

  •  「とかく日本人は椅子に座りたがり過ぎる」。映画監督の故大島渚さんが、平成7年に雑誌に寄稿したエッセーで指摘していた。立食パーティーでさえ壁際にずらりと椅子が並んでいる、とあきれている。

  •  「梅雨が好きなわけではないが、なんとなく落ち着かない」。24日付小紙大阪版夕刊のコラムは、少雨が続く空の異変をいぶかっていた。それを打ち消すように、梅雨前線がようやく北上してきた。気象庁は昨日、九州…

  •  2008年のノーベル賞は、物理学賞と化学賞で日本人4人受賞の快挙に沸いた。実は医学・生理学賞も注目の的だった。仏パスツール研究所のリュック・モンタニエ博士の受賞で、フランスと米国の威信のかかった長年…

  •  69年前の今日、朝鮮戦争が勃発した。未明にソ連の支援を受けた10万の北朝鮮軍が38度線を突破し、総攻撃をかけた。日本の世界史の教科書にも記載されている、歴史的事実である。

  •  先の大戦で米軍に「パーフェクトゲーム」と言わしめた日本軍の作戦がある。76年前、昭和18年6月から7月にかけたちょうどいまごろ秘(ひそ)かに準備が進められた。米軍の包囲をかいくぐり、陸海軍将兵520…

  •  今は亡き落語家の笑福亭松之助さんに、高校生が弟子入りを志願した。風刺の利いた新作落語で人気を博していた、昭和49年の話という。「何でワシのとこなんかに来たんや」。尋ねる師匠に、若者はあけすけに答えた…

  •  共産党のご都合主義は過去に何度か紹介したが、分かっていても驚く。20日の参院環境委員会で、党所属議員が訴えていた。「公務員獣医師が足りないという現実もある」。公務員獣医師不足解消を目指した加計学園の…

  •  今月18日夜に放映されたNHKの「クローズアップ現代+」は、緊急地震速報で中断されてしまった。東京地検の特別執行担当に、初めて密着取材していた。別の資料によれば昭和49年の設置以来、職員は「遁刑(と…

  •  5年前、夫の瓜生(うりゅう)新兵衛との間に縁談が持ち上がったとき、剣の達人との触れ込みだった。満江が疑惑をもったのは、あの地震の夜からだ。激しい揺れで跳び起きると、黒い影が部屋を飛び出して行くのを見…

  •  高齢ドライバーの暴走による悲惨な事故をいかに防ぐか。自動車の運転に法律で年齢制限を設けるべきだ、との意見がある。ただ、小紙とFNNが行った合同世論調査では、高齢男性の約6割が反対していた。

  •  薩摩焼の陶郷である苗代川(なえしろがわ)は、鹿児島市から車で西へ40分ほどの丘陵地帯にある。十四代沈寿官(ちん・じゅかん)さんが、いつものように仕事をしていると、お手伝いさんが飛び込んできた。

  •  「恥ずかしくて、いまだにあの交番の前を通れません」。作家の山口恵以子(えいこ)さんが、「小説は夫、お酒はカレシ」の副題のついたエッセーで、「我が酔っ払い人生最大の痛恨事」を書いている。

  •  貴人の飲食物を毒味する役目は、平安期にはすでにあった。元旦に天皇が召し上がる屠蘇(とそ)を試飲するなどした、薬子(くすりこ)という未婚の女性がそれである。毒味役に「鬼」や「鬼食ひ」の異名があるのは、…

  •  「核兵器を製造も所有も使用もしない」。イランの最高指導者、ハメネイ師は13日、安倍晋三首相に語った。イランと北朝鮮が核・ミサイル開発で協力関係にあるとは、かねて指摘されてきた。イラン同様、米国からテ…

  •  30年前の天安門事件の後デモのリーダーたちは、中国当局から指名手配された。彼らに手をさしのべたのが、香港の民主化活動グループである。

  •  大地震が相次ぎ、富士山が噴火、やがて日本列島が海にのみ込まれていく。昭和48年に刊行された小松左京さんの『日本沈没』は空前のベストセラーとなった。未曽有の危機にどう対処するのか。学者グループは不眠不…

  •  田辺聖子さんが作家になる前、金物問屋で働いていた話は昨日書いた。目の回るような忙しさの中、当然、男たちの口は荒くなる。自伝小説『しんこ細工の猿や雉(きじ)』に、こんな描写がある。

  •  阿部昭、井上光晴、佐藤愛子…。昭和38年下半期の芥川賞候補には、後に大活躍する作家の名前がいくつも見える。私のところに来るはずはない。高をくくっていたおせいさん、いや田辺聖子さんが『感傷旅行(センチ…

  •  将棋の十五世名人、大山康晴は「食」の武勇を誇った人でもある。タイトル戦の前夜、関係者との会食で料理を一気に平らげた。追加で頼んだステーキも胃に収め、こううそぶいている。「明日の朝はウナギだ」。

  •  「国民統合の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はどこにもない」。共産党の志位和夫委員長は最近、党機関紙でこう語るなど、女性・女系天皇に賛意を示している。この発言について、皇室制度を容認すること…

  •  一生のうちで違法な薬物を使ったことがある人の割合を薬物生涯経験率と呼ぶ。厚生労働省のホームページに主要先進国と比べた表が載っている。たとえば覚醒剤では日本の0・5%は、米国の4・9%、英国の10・3…

  •  「許してくれ。悪かった。お願いだから殺さないでくれ」。長男の命乞いに、父親は耳を貸さなかった。「いまじゃ、もう遅いんだよ。親を親とも思わない人間は親の手で死なせてやる」。平成4年6月、現在のさいたま…

  •  夏目漱石はロンドンに留学中、何度も下宿を変えた。大きな停車場の近くに住んでいたとき、夜中にパチ、パチという音が聞こえていた。「各列車が霧の深い時には、何かの仕掛けで、停車場間際へ来ると、爆竹の様な音…

  •  平成元年6月2日付の小紙に、中国の天体物理学者、方励之(ほう・れいし)氏のインタビュー記事が載っている。「近い将来に直接選挙、10年後くらいには、多党制度が実現するだろう」。民主化運動の指導的立場に…

  •  「8050問題」という言葉がある。80代の親が、50代の子供の生活を支えている状態を指す。背景にあるのは、子供の引きこもりの長期化だ。さらに親世代の介護が始まると、兄弟姉妹の生活も脅かされるようにな…

  •  天地創造の時代に、神は理想の国を造ろうとした。地味は豊かで、四季に恵まれ、勤勉な人々の住む日本という国を。横から天使が口をはさんだ。「他の国から不満が出ませんか」。神は思案した。「それもそうだ。では…

  •  5月31日未明、眠れぬ徒然(つれづれ)に近所の土手沿いを散策すると、黄色い花々が風に儚(はかな)げに揺れていた。「富士には月見草(つきみそう)がよく似合ふ」。作家、太宰治の言葉が反射的に頭に浮かんだ…

  •  ソ連時代の有名なジョークである。赤の広場で、「ブレジネフのバカ野郎!」と叫んだ男が、逮捕された。裁判で懲役25年の刑が言い渡される。刑期のうち5年は国家最高指導者への侮辱罪、残りの20年は国家機密漏…

  •  米ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード、クライスラーがビッグスリーとして、世界の自動車業界に君臨していた時代の話である。フォード社長のリー・アイアコッカ氏は突然、解雇された。

  •  パキスタン北部の街を走るスクールバスが急ブレーキで止まり、若い男2人が乗り込んできた。「どの子がマララだ?」。男の声に答える間もなく、3発の銃声が響く。当時15歳のマララ・ユスフザイさんの耳には、「…

  •  雪が降りしきる、北海道のローカル線の終着駅が舞台となる。駅長の乙松(おとまつ)は、娘を亡くした日も妻を亡くした日も、列車を見送り続けてきた。浅田次郎さんの短編小説を映画化した『鉄道員(ぽっぽや)』の…

  •  新時代には、新時代にふさわしいヒーローが出現する。令和初の大相撲も日本ダービー(本当は東京優駿という)も、下馬評にもあがらなかった人と馬が優勝をさらっていった。

  •  福沢諭吉を乗せた咸臨丸が米国に渡った頃、日本は攘夷の風雲のただ中にあった。司令官で軍艦奉行の木村芥舟(かいしゅう)は何を思ったのか、こうもり傘を土産に買っている。帰国したとて雨傘でしのげる国難の嵐で…

  •  雑誌『月刊日本』6月号に掲載されたインタビュー記事で、国民民主党の玉木雄一郎代表がこう懺悔(ざんげ)していた。「旧民主党系の野党が国民の信頼と期待をとり戻すためには、国民に許しを求めなければなりませ…

  •  幕末の日本は、開国を迫るために「黒船」を率いてやって来たペリー提督一行をいかにもてなしたか。1854年の日米和親条約の締結をひかえて、横浜に上陸していた一行を接待したメニューが残っている。

  •  首相官邸のホームページの英語版では、安倍晋三首相の名前は、「Shinzo Abe」となっている。中国の習近平国家主席や韓国の文在寅大統領の表記のように、日本語の語順通り「姓+名」にできないのか。

  •  「全国一般風ノ向キハ定(さだま)リナシ天気ハ変リ易(やす)シ 但(ただ)シ雨天勝チ」。全国的に風向きは時に決まらず、天気は変わりやすく、雨が降りやすい。明治17(1884)年6月1日、日本で初めて天…

  •  囲碁のタイトル戦で初めての海外対局となったのは、昭和60年にソウルで行われた第9期棋聖戦の第1局である。当時の趙治勲(ちょう・ちくん)棋聖と旧知の間柄だった作家の沢木耕太郎さんも、誘われて同行してい…

  •  オーストラリアにとって、最大の貿易相手国である中国は、なくてはならない存在である。全人口の5・6%に当たる約120万人もの中華系豪州人を抱えてもいる。その一方で近年、大変な脅威であることも分かってき…

  •  永井荷風は昭和23年元日の日記に、こう書き留めている。「晴。来訪者なし。終日家にあり」。数え年で古希を迎え、胸のつかえがあったとみえる。朱書きで自作の歌を添えていた。〈七十になりしあしたのさびしさを…

  •  「きょうも、5人いますよ」。立憲民主党の「安定的な皇位継承を考える会」の16日の第12回会合で、山尾志桜里事務局長が記者に向かい声を上げた。同日付の小紙朝刊が、15日開催の同会会合について「出席者5…

  •  昭和49年の夏、阿部牧郎(まきお)さんは直木賞に落選した。6年前に初めて候補にあがって以来、7度目である。「惚(ほ)れた女に男がいた。あきらめる以外にない」。そんな心境だった(『大阪迷走記』)。

  •  「トラ大臣」と呼ばれた泉山三六は、若い頃から酒癖が悪かった。三井銀行の若手行員時代、職務質問に腹を立てて警察官を殴り飛ばし、留置場で夜を明かしたこともある。

  •  昭和19年11月から翌年の8月15日まで、米軍のB29爆撃機は、日本の64都市を焼き尽くした。大阪府堺市では、7月9日から10日にかけての空襲で、1370人が亡くなっている。

  •  昨年9月、台風21号の影響で、関西国際空港には数千人の旅行客が取り残されていた。すると中国の駐大阪総領事館がバスを派遣して、中国人観光客を優先的に救出した。中国のネット上にこんな情報が流れ、中国メデ…

  •  リレーといえば学校の運動会の花形だったが、最近は、抜かれたらいじめられるなどと選手になるのを嫌がる子供も多いという。立候補制やクラス全員参加で平等に走るなどリレーも様変わりしているようだ。

  •  『三国志』で武名が高い蜀(しょく)の関羽は、「財神」として現代の中国人に祭られている。つまり商売や金儲(もう)けの神様である。正しい行いをして富を得たい-との庶民の願いに、公平無私の人として描かれた…

  •  高校生の頃、まだ存命中だった祖父が、何を思ったのか『日本国憲法』という本を買って土産にくれた。大きな文字で条文が書かれているだけだったが、せっかくなので改めて読んでみた。すると前文から引っかかった。…

  •  「牛乳をコップでひといきにのんでしまうとはじめてシャク放だ。食卓イスからおろされて、サークルの中へ移転だ」「はじめこれに入れられたとき、ずいぶんイヤーンで抵抗したんだけれど、パパもママも出勤の用意で…

  •  大阪市立美術館で12日まで開催中の「フェルメール展」の入館者は昨日、50万人を超えた。東京開催分とあわせるとすでに約120万人が鑑賞したことになる。

  •  「麻雀は、戦争である。キミ自身の興亡が、それにかかっているのである」。連休中に読み返していた作家、色川武大(たけひろ)さんのエッセーにあった一節である。

  •  数学者の藤原正彦さんは、大学院時代の指導教官から厳命されたそうだ。「フェルマーだけはやるな。数学人生終わりだよ」(『世にも美しい数学入門』ちくまプリマー新書)。

  •  作家の向田邦子さんは子供の頃、宴席から酔って帰った父によく起こされた。手をつけなかった口取り肴(ざかな)や二の膳の折詰を広げ、父は「さあ、お上がり」と促す。夢とうつつの境で箸を行き来させる子供たちを…

  •  唐突に作家、池波正太郎さんの代表作の一つ『剣客商売』で、主人公の秋山小兵衛が説いたセリフが頭に浮かんだ。「人の世は、みんな、勘ちがいで成り立っているものなのじゃよ」。4月29日付の韓国紙、中央日報の…

  •  「遠慮のかたまり」という言葉は関西で生まれたらしい。たとえば、お土産に箱入りのまんじゅうをいただいたとする。最後に残った一つに手を出しづらい状態を指す。他人に対して控えめに振る舞う。「遠慮」の説明と…

  •  富士山の名前の由来は諸説ある。その一つが「不死の山」。『竹取物語』で、かぐや姫が帝(みかど)に「不老不死の秘薬」を残して月に帰る。悲しみにくれる帝が、山頂で秘薬を焼いたという。

  •  作家の山本周五郎が、昭和32年の暮れに発表したエッセーでぼやいていた。どうしてこんな寒い季節に「おおみそか」と「新年」を隔てる木戸を設けたのか、と。

  •  平成の終わりにあたり、何か感動的な話や気の利いた文句を書こうとパソコンの前に座ったが、何も浮かんでこない。記者としてお恥ずかしい限りだが、平常運転で出発進行するとしよう。

  •  先日90歳近い父親から「おまえが小さい頃は苦労かけた」と言われ当惑した。食うに困った記憶なく戦中から戦後の自分の体験と重なったか。そういえば実家は3世代同居で狭く、物置2階を改造し寝起きしていた小さ…

  •  世の中は、暦通りに休める人と休めない人でできている。〈元日を稼ぐ因果の芸渡世〉。俳優の小沢昭一さんがひねった句に、共感の一票を入れる人は多かろう。小欄もその口である。大型連休が始まったきのう、本稿の…

  •  オバマ米政権の副大統領だった民主党のバイデン氏が25日、来年の大統領選への出馬を表明した。党の指名候補争いでは最有力と目されている。折しも日本時間27日には、安倍晋三首相とトランプ大統領との10回目…

  •  「空気からパンを作る」という言葉がある。空気中の窒素から、農作に欠かせない肥料の原料となるアンモニアを合成することを意味する。1898年、英科学者のクルックスによる大英学術協会での演説が、「20世紀…

  •  平成3年に82歳で亡くなった新劇俳優の中村伸郎(のぶお)さんは、若い頃から外車を乗り回してきた。ある日、代表を務める劇団の稽古を終えた女優の岸田今日子さんに声をかけた。「これからNHKなんだろ、送っ…

  •  スリランカの初代大統領、ジュニウス・リチャード・ジャヤワルデネ氏は、国民から親しみを込めて「ジェー・アール」と呼ばれていた。日本にやってきたスリランカ人が、JRを大統領のイニシャルと勘違いしたとの笑…

  •  バスの運転手といえば、小学生の男の子にとって、スポーツ選手と並ぶあこがれの職業である。坂井昭彦さんもその一人だった。中学校や高校の教員を経て、46歳で幼い頃からの夢をかなえて転職する。

  •  海洋冒険家、堀江謙一さんの単独・無寄港世界一周の航海は、わずか8日で挫折する。昭和47年11月、ヨットのマストが破損して、漂流中に救助された。