産経抄産経抄 記事一覧会員向け記事

  •  俳優の加藤雅也さんは、出身地の奈良市の観光特別大使を務めている。日曜日午前中のバラエティー番組に出演して、関西弁で面白おかしく奈良の魅力を語っていた。

  •  給料日の金曜夜、新橋で一杯引っかけ、ちょっと気が大きくなってタクシーに乗った。しばらくして真っ赤っ赤な東京タワーが目に飛び込んできた。あれ!? 酔っ払い過ぎてどこかの国に占領された近未来のTOKYO…

  •  戦場で極限状態に置かれた兵士が取る行動は、砲弾が地面に開けて間もない穴に身を隠すことという。

  •  日韓関係は今、戦後最悪の状態だといわれる。「日韓関係を早く元に戻す必要がある。そのために最大の努力をする」。こう述べる自民党の二階俊博幹事長は今夏、1000人規模の訪韓団を組織する考えだというが、な…

  •  中欧の国チェコの首都プラハは、千年の歴史を持つ古都である。第一次、第二次世界大戦の被害を免れて、古い建築物が多数残り、「ヨーロッパの建築博物館の街」と呼ばれてきた。2年前からこの美しい街の市長である…

  •  ナチスの迫害から逃れて日本にやってきたドイツの建築家、ブルーノ・タウトが秋田県横手市を訪れたのは、昭和11(1936)年の冬だった。真っ白な雪を積み上げたかまくらが立ち並ぶ、幻想的な風景にタウトは魅…

  •  <寒き雨まれまれに降りはやりかぜ衰へぬ長崎の年暮れむとす>。大正8(1919)年、長崎医学専門学校の教授を務めていた斎藤茂吉が詠んだ歌である。

  •  ドイツの文豪ゲーテの小説『若きウェルテルの悩み』は、自らの失恋体験が基になっている。青年ウェルテルは、美しいシャルロッテに恋をするが、彼女は別の男性と結婚する。ウェルテルは自殺する。

  •  4年後から使われる一万円札には、実業家の渋沢栄一の肖像画が採用される。実は昭和38年から61年まで発行された千円札の肖像画を選考する際も、最終候補に残っていた。初代総理大臣の伊藤博文に決まった理由は…

  •  反米の革命政府を九州に打ち立て、日本から独立させる。朝鮮戦争が起こった1950年当時、日本の共産主義者は南進する北朝鮮軍と呼応して、九州の「赤化」を狙っていた(谷口智彦著『日本人のための現代史講義』…

  •  「朋(とも)有り遠方より来る」。亦(また)楽しからずやと続くよく知られた論語の言葉である。とはいえ、これを日本語でツイッターに書き込んだのが11日に再選を果たしたばかりの台湾の蔡英文(さい・えいぶん…

  •  「危機管理」という言葉が、広く認識されるきっかけとなったのは、25年前の今日発生した阪神大震災と直後の地下鉄サリン事件といわれている。震災の当日、貝原俊民・兵庫県知事の登庁は、大幅に遅れた。

  •  米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手にとって、2017年のワールドシリーズの記憶は、悪夢としかいいようがないだろう。当時、ドジャースに所属していたダルビッシュ投手は、アストロズとの第3戦に先発し、…

  •  ドラえもんのひみつ道具の一つに「サイオー馬(ば)」がある。「ろくでもない目にばかりあうのもういやだ」。ドラえもんは、泣きついてきたのび太のために、ポケットから馬のロボットを取り出す。「悪いことやいい…

  •  当初は、整備ミスが原因との見方もあった。1987年11月に大韓航空機がミャンマー近海で爆破された事件である。全員死亡した乗客の大半は、中東での出稼ぎから帰る途中の韓国人労働者だった。

  •  人前で話すのはからきし苦手だが、講演慣れした同僚によると、壇上に立って自分の意見を聞いてもらうのは、とても気持ちのいいものらしい。新聞記者は書くのが仕事だが、なぜか話す方がおもしろい人もいる。秘訣(…

  •  オーストラリアのアボリジニには、ユーカリの森や草原に火を放つ営みがある。「ブッシュファイア」という。落ち葉や下草を焼いた跡は新芽の育ちが促され、動物の餌場となる。そこに寄ってきた獲物を狩り、胃袋に収…

  •  論理が見事に逆立ちしている。立憲民主、国民民主、共産など主要野党は、情報収集強化を目的とする海上自衛隊の護衛艦と哨戒機の中東派遣に反対しているが、その理由を聞いてあぜんとした。米国とイランの軍事的な…

  •  エリザベス英女王は、ラテン語の「アナス・ホリビリス(ひどい年)」という言葉で、1992年を振り返った。この年、週末を過ごすウィンザー城が火災に見舞われ、チャールズ皇太子とダイアナ妃の別居が明らかにな…

  •  イランでは、被害者の視力を奪ったとして有罪判決を受けた犯人に対し、両目を失明させる刑が執行されることがある。「目には目を、歯には歯を」。古代メソポタミアの『ハムラビ法典』に書いてあると、世界史の授業…

  •  江戸時代、幕府は全国53カ所に関所を設けていた。とりわけ取り調べが厳しかったのが、箱根関所である。もっとも抜け穴はあったようだ。歴史家の金森敦子さんによると、「江戸の庶民はドキドキハラハラしながら、…

  •  安保闘争の最中、東京の銀座通りで見た光景を加藤日出男さんは忘れることができなかった。デモ行進のかたわらで、氷店の若い配達員がべそをかいていた。氷が溶けかかっているのに、学生たちは道をあけようとしない…

  •  徳川家康は、『源氏物語』を愛読していた。大坂夏の陣前後には、公家から講義も受けている。武断から文治の世への移行を意識していたのだろう。江戸幕府の歴代将軍も、家康の遺志を受け継いできた。

  •  「裸足(はだし)の哲人」と呼ばれたマラソンのアベベ・ビキラ(エチオピア)に、靴にまつわる挿話がある。1960年のローマ五輪を素足で駆け抜け、名声を得た金メダリストは当初、靴を履いて走る予定だったとい…

  •  令和の世になって初めての正月を迎えた。今年は東京五輪・パラリンピックの開催年でもあり、元日はすがすがしくワクワクした気分で過ごしたかったが、職業柄、少し気が重い恒例行事も避けられない。何のことはない…

  •  犯罪史上に名を刻む悪党である。1963年に英国内で郵便列車が襲撃され、現在の貨幣価値で50億円以上の現金が奪われた。犯人の一人、ロナルド・ビッグズは34歳だった。

  •  明けましておめでとうございます。届いたばかりの年賀状には、ネズミの絵柄が目立つはずだ。十二支の最初に据えられたネズミと日本人との関わりは深い。『古事記』にも登場する。須佐之男命(すさのおのみこと)に…

  •  作家の幸田文に、「些細なつらぬき」と題した随筆作品がある。他人から見れば、とるに足らないことでもいい。一生かけて守り続ければ、自分にとって大きな力になる、と説いている。

  •  56年前のNHK紅白歌合戦は、有楽町の東京宝塚劇場で行われた。今、紅白をやっているNHKホールどころか放送センターも影も形もなく、代々木はワシントンハイツと呼ばれた米軍人と家族が住む「租界地」だった…

  •  年の瀬に知った顔と会えば、たいてい休みの話になる。芸能界もそうらしい。「お休みは?」「暦通りです」。どこかのスタジオで交わされた会話に、人気ファッションモデルの女性が首を傾(かし)げた。「暦通りって…

  •  「これからも初心を忘れずに、しっかりとやっていきたい」。安倍晋三首相は政権復帰を果たし、第2次安倍内閣を発足させて丸7年を迎えた26日、首相官邸で記者団に抱負を語った。残る1年9カ月の任期中の仕事に…

  •  米ボストン美術館が所蔵する名品のひとつに、平安後期の絵巻物「吉備大臣入唐絵巻」がある。主人公は、奈良時代の遣唐使の一人だった吉備真備(きびの・まきび)である。

  •  文献に残っている限り、日本で最初に収賄の疑いをかけられた政治家は、大伴金村という人物である。『日本書紀』に「大伴大連(おおむらじ)…百済(くだら)の賄(まいない)を受けたり」という記述がある。6世紀…

  •  「中国共産党政権の迫害を受けている数千人は、永遠にあなたに感謝いたします」。米オレゴン州に住む主婦は2012年10月、ハロウィーンのために購入した中国製の飾り物の中から手紙を見つけた。差出人は、遼寧…

  •  プロ野球のスター選手の「凄(すご)み」を誰よりも理解しているのは、審判だろう。元セントラル・リーグ審判の篠宮愼一さんは、イチローさんの「ストライクゾーンを審判に合わせて変えられる」特異な能力を指摘す…

  •  有馬記念も終わり、今年も残り少なくなってきた。振り返ると、誰もが判断に迷うような課題も多くなっている。馬券の反省ではない。国内外先行き不透明な時代、正解が見えにくい。もし危機に直面し、隣にいた部下が…

  •  何年か前の小紙に「七運汁」と呼ばれる郷土料理の記事が載っていた。ダイコン、ニンジン、レンコンなど「ん」の付く具材を煮込んだ椀(わん)物を食し、翌年の豊作を祈願する。茨城県那珂市の一部に伝わる風習とい…

  •  平成20年6月、日中が東シナ海のガス田共同開発で合意した際のことである。合意は後に有名無実化するものの当初は、先行開発していた中国から譲歩を勝ち取った対中外交では珍しい成果だと評価された。ところが、…

  •  米カリフォルニア州のグレンデール市は、1960年から現在の東大阪市と姉妹都市の関係を結んできた。日本びいきの街に2012年ごろから、韓国系住民が急増する。米国で最初の慰安婦像が建立されたのは、その翌…

  •  競泳女子のエース、池江璃花子選手が血液のがんである白血病の診断を公表したのは、今年の2月だった。「池江ガンバレ!」。日本中から激励の声がわき上がったものだ。同時に治療法の一つである骨髄移植に関心が集…

  •  没後86年を経ても、詩人・童話作家の宮沢賢治の文名は上がるばかりである。昨年、直木賞を受賞した『銀河鉄道の父』は、あえて父親の政次郎(まさじろう)にスポットを当てていた。

  •  江戸時代中期の政治家、田沼意次は、今年生誕300年を迎えた。10代将軍・家治に重用され、幕府の実権を握ると、商業を重視して財政改革に取り組んだ。ただ役人と商人の癒着が目に余り、不正やわいろが横行する…

  •  年賀状にくじを付ける。いわゆる「お年玉はがき」を思いついたのは、大阪で洋品雑貨店を営む林正治(まさじ)という人だった。まだ戦後の混乱が続く昭和24年、肉親や知人の消息を尋ねるラジオ番組が放送されてい…

  •  子供たちはこの世に生を受ける前、「未来の王国」という場所で地上に降りる日を待っているという。順番を差配するのは「時」と呼ばれる番人で、審査に通った子供から地上へ送り出す。おなじみの童話『青い鳥』であ…

  •  世相を表す「今年の漢字」に選ばれた「令」には、「法律」「規範」という意味もある。その法律をつくり、国民の範となるべき立法府の劣化が目立つ。与党に比べマスコミがあまり報じないのに助けられているが、特に…

  •  昨日訃報が届いた俳優の梅宮辰夫さんの代表作といえば、映画の「仁義なき戦い」だろうか。ただ、小欄にとってもっとも印象深いのが、倉本聰さん脚本の名作ドラマ「前略おふくろ様」である。萩原健一さん扮(ふん)…

  •  コンビニエンスストア最大手、セブン-イレブン・ジャパンは、数々のヒット商品を世に送り出してきた。6年前にスタートした「セブンカフェ」もその一つだ。独特なデザインのマシンが、一杯ずつ豆を挽(ひ)きドリ…

  •  故笹川良一さんの悲恋が始まりだった。少年時代に思いを寄せた近所の娘さんが、ある日突然姿を消す。ハンセン病だったと知らされ、そのとき撲滅を誓ったという。

  •  2010年が明けたばかりの頃、ドイツ政府にある取引が持ちかけられた。スイスの銀行に口座を持つドイツ人約1500人分のデータの買い取りである。盗まれた可能性が高く、売値は約3億円だった。

  •  裁判所には、不老不死の魔物が棲(す)んでいるという。<司法はこのモンスターに囚われて多くの被害者遺族を苦しめてきた>。平成19年夏の闇サイト殺人事件を取材した大崎善生さんは、ノンフィクション『いつか…

  •  昨年5月に亡くなった食漫画の巨匠、土山しげるさんの絶筆『勤番グルメ ブシメシ!』の第3巻が3日に刊行され、早速手に取った。2度目の江戸勤務を命じられた紀州和歌山藩の下級武士である主人公、酒井伴四郎の…

  •  アフガニスタン北東部に連なるヒンズークシ山脈は、氷河時代の遺物といわれるアゲハチョウの一種が生息することで知られる。10歳のころから、昆虫に夢中になっていた中村哲さんにとって、一度は訪れてみたい場所…

  •  山梨県大月市の宣伝文句は、「富士の眺めが日本一美しいまち」である。先月末に86歳で亡くなった山岳写真家の白籏(しらはた)史朗さんは、この街で生まれ育った。家庭の事情で高校に進まず、自宅で6人の弟、妹…

  •  「中国の夢」(チャイニーズ・ドリーム)は、習近平国家主席が好んで使う言葉である。2013年3月、就任後初めて行った演説では9回も繰り返した。習氏の語る「中国の夢」とは、かつての超大国への地位回復を意…

  •  昭和33(1958)年に流行語大賞があったら、受賞間違いなしである。作家の小林信彦さんによれば、「ながら族」は、この年に生まれた(『現代〈死語〉ノート』)。

  •  18世紀後半にローマを訪れた文豪ゲーテは、古代ローマ帝国の権威の象徴とされるコロッセオの大きさに圧倒された。「この円形劇場を眺めると、他のものはすべてちっぽけに見える」と『イタリア紀行』に書いている…

  •  海が荒れたとき、船をどう操るか。旧海軍に伝わる操舵(そうだ)の心得がある。「荒天のときは風に向かえ」。

  •  米国のトランプ大統領は27日、香港の自治や市民の自由の検証などを米政府に義務付ける「香港人権民主法案」に署名し、同法は成立した。米国はこれまでも貿易や知的財産権侵害をめぐって中国に圧力を加えてきたが…

  •  電車の中ではほとんどの乗客が、スマートフォンの画面に見入っている。メールの返信、ニュースのチェック、何より目立つのが、ゲームに夢中になっている若者たちである。

  •  日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏は今月11日、ロシアのプーチン大統領から「名誉勲章」を授与された。柔道家としても知られるプーチン氏は、ロサンゼルス五輪の金メダリストである山下氏と、長…

  •  1960年の米国大統領選で、リチャード・ニクソン氏と熾烈(しれつ)な争いを繰り広げていたジョン・F・ケネディ氏は、宗教問題に苦しんだ。総人口の8割を占めるキリスト教徒のなかで、ケネディ氏は少数派のカ…

  •  〈町には暗がりがあっただから家の灯が見えた〉(昭和の歌)。作詞家の故阿久悠さんにとって、前回の東京オリンピックが開催される前の昭和30年代は、「最後の楽園の時代」だった。阿久さんによれば、この時代に…

  •  今から四半世紀ほど前のお話である。リクルート事件に東京佐川急便事件と、政治とカネにまつわる不祥事が相次ぎ、有権者から愛想をつかされた自民党は総選挙で敗北。結党以来、初めて下野した。

  •  中国の歴史書などに「忘年之交(ぼうねんのまじわり)」という四字熟語がある。自分が老いたのも忘れ、学識や才能のある若者と付き合う楽しみを表した言葉だという。「その年の苦労を忘れること」を指す「忘年」は…

  •  一年を振り返るにはまだ暦が若いが、つくづく韓国について考えさせられた年だった。積ん読分を含め手元にある今年刊行の関連書籍を見回すと『ありがとう、「反日国家」韓国』(八幡和郎著)『中国・韓国の正体』(…

  •  生命が発生したのは地球ではなく宇宙だった、との説がある。東北大などの研究チームが先日、それを後押しするような成果を発表した。オーストラリアに落下した隕石(いんせき)から、生命に欠かせない糖の分子を見…

  •  ローマ法王が初めて日本を訪れたのは、昭和56(1981)年2月である。皇居でヨハネ・パウロ2世と会見した昭和天皇は、「大変いい思い出になっております」と述べられた。

  •  「玉座(ぎょくざ)を以(もっ)て胸壁(きょうへき)と為(な)し、詔勅(しょうちょく)を以て弾丸に代(か)へて政敵を倒さんとす…」。大正2(1913)年2月、後に「憲政の神様」と称(たた)えられる尾崎…

  •  イエズス会の黒衣をまとった聖者は、心臓に十字架を刺したまま、天を仰ぎ見ている。歴史の教科書でおなじみの「聖フランシスコ・ザビエル像」である。日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師がなんと、エクスタシー…

  •  「ロシア人が“バザール商法”の達人であることを肝に銘じなければならない」。14日に亡くなった本紙正論メンバーで北海道大学名誉教授の木村汎(ひろし)氏は、北方領土をめぐる対露交渉などについて巧みなたと…

  •  言葉から受ける印象だけで漢字を当てると間違えやすい。「ごせいちょう」はその代表格だろう。聴衆に対し講演の前にお願いするのは「ご静聴」、講演を終えた人が感謝を述べるのは「ご清聴」に対してである。

  •  「暗いから見えない。電気をつければいいじゃないか」。小泉純一郎首相(当時)は平成17年11月、天皇が神々に新穀をささげ、自身も召し上がり収穫に感謝する祭祀(さいし)、新嘗祭(にいなめさい)に参列した…

  •  人気グループ「嵐」のメンバー、二宮和也さん(36)の結婚は、海外のファンからの反響も大きかった。「嵐」は今月9日、天皇陛下のご即位を祝う「国民祭典」で、奉祝曲を歌い上げたばかりである。

  •  英国のEU離脱は先月末、3度目の延期が決まった。ジョンソン英首相がなぜ、10月31日、すなわちハロウィーンでの離脱にこだわったのか。先日の日経新聞に載っていた、芸術文明史家の鶴岡真弓さんのコラムで合…

  •  初代内閣安全保障室長を務めた故佐々淳行さんは、英国統治下にあった香港の領事として、1967年の暴動のまっただ中にいた。佐々さんによれば、前年に始まった中国の文化大革命が暴動の「父」とすれば、「母」は…

  •  31年前の今日、85歳で亡くなった草野心平は、「蛙(カエル)の詩人」と呼ばれていた。「トテモキレイナ花。イッパイデス。イイニオイ。イッパイ。オモイクライ。オ母サン。ボク。カエリマセン。」(「青イ花」…

  •  旧ソ連の小話がある。「潔白で立派な人間を買うことはできるか」「買えない。売ることはできる」。密告制度を風刺した1961年の作という。「社会主義とは何か」「資本主義に至る最も長い道のりである」。

  •  「まずもって歓迎したい」。菅義偉官房長官は7日の記者会見で同日、衆院憲法審査会の自由討議が平成29年11月以来、約2年ぶりに行われたことを評価した。確かに一歩前進ではあろうが、かくも長きにわたり野党…

  •  昨日の「朝晴れエッセー」は、読んでいるだけで舌がしびれそうになった。盛岡市で飲食業を営む筆者はこの時期、赤唐辛子(とうがらし)のペースト作りに励んでいる。発酵が進むと、瓶のフタを開けたとたんにあふれ…

  •  インド独立の父とされるガンジーの生誕150年を記念する催しが先月2日、インド各地で開かれた。モディ首相は式典で、13億人の国民全員にトイレが整備された、と宣言した。衛生政策を重視したガンジーにあやか…

  •  経営コンサルタントの佐藤真言(まこと)さんが東京地検特捜部に逮捕されたのは、東日本大震災から半年後だった。衣料品会社の社長とともに、金融機関から融資金をだまし取った容疑だった。

  •  昭和20年の沖縄戦で、那覇市にある首里城は米軍の砲撃により徹底的に破壊された。戦後「首里城復元」の機運が高まるのは、米統治下にあった沖縄が本土復帰を果たしてからだ。

  •  病に倒れた妻の余命が1年くらい、と医師から知らされた時、夫はどんな行動を取るだろうか。SF作家の眉村卓さんは、1日1編、妻の悦子さんが読み終わってにやりとするような、短い話を書くことを思いつく。

  •  明治維新から日露戦争までの30年余りの日本を、司馬遼太郎は野球にたとえている。主力産品の米と絹をエースとたのみ、欧米の向こうを張ろうと目いっぱい背伸びする。「人口五千ほどの村が一流のプロ野球団をもと…

  •  両親を江戸の大火で失うと同時に、多くのみなしごを養うことにもなった若棟梁(わかとうりょう)、茂次はその一人でミカンを盗んだ重吉に諭す。「悪かったと思ったら、二度としなければいいんだ」。作家の山本周五…

  •  安倍内閣は一体どうなっているのか。菅原一秀・前経済産業相に続いて昨日、河井克行氏が法相の辞任に追い込まれた。萩生田光一文部科学相もまた、いわゆる「身の丈」発言で、野党やメディアから集中砲火を浴びてい…

  •  29日付の社会面では、「永遠のマドンナ」と呼ばれた女優、八千草薫さんの88年の生涯が紹介されていた。同じ紙面には、エッセイスト、木村梢さん(92)の訃報も載っていた。黒澤明監督の「七人の侍」などに出…

  •  先週のコラムで、中東のクルド人が国際社会の耳目を集めるようになったのは、1991年の湾岸戦争からだ、と書いた。イラクから周辺諸国に脱出した難民は、100万人を超えていた。

  •  「やつを仕留めた(ウイ・ガット・ヒム)」。2011年5月、当時のオバマ米大統領は、国際テロ組織アルカーイダの指導者、ビンラーディン容疑者の殺害を確認すると、こうつぶやいたという。

  •  相次ぐ大型台風の襲来と豪雨禍で季節を忘れてしまいそうだが、はや神無月も終わろうとしている。東京五輪のマラソンと競歩が、移る、移らないで話題の札幌では、北海道大学構内の銀杏(いちょう)並木が見ごろにな…

  •  ゴッホはひまわり、モネは睡蓮(すいれん)を愛した。「リンゴ一つでパリを驚かせたい」と言ったのは、セザンヌだった。秋の果実だけで約200点の絵を残し、後にパリの画壇どころか世界中の賛美を受けた「リンゴ…

  •  まずは約束とルールを守る。そんな人間社会の原則を軽んじる相手と、胸襟を開いて話し合ったところで実りはあるまい。24日の安倍晋三首相と韓国のナンバー2、李洛淵(イ・ナギョン)首相との会談は案の定、平行…

  •  「日本の新聞は、極めて深刻な中国の民族問題の基本的知識に関して、あまりにも無神経である」。元東大史料編纂(へんさん)所教授の酒井信彦さんが、小紙で指摘していた。その例として挙げたのが、「ウイグル族」…

  •  リオデジャネイロ・パラリンピックの終了直後に安楽死する。ある欧州メディアの報道により、ベルギーの車いす陸上の女子選手、マリーケ・フェルフールトさんは急遽(きゅうきょ)、記者会見を開かなければならなく…

  •  天皇陛下が長年、「水」の問題に取り組んでこられたことはよく知られている。実は「道」への興味が出発点だった。英国留学の思い出をつづった『テムズとともに』のなかで明かされている。

  •  デパートの買い物客は一斉に安堵(あんど)のため息をついたそうだ。昭和35(1960)年2月23日午後5時、「男子ご安産」のニュースが拡声器から流れた瞬間である。さまざまな感慨が込められていたはずだ。…

  •  「オランダは小さな国に不相応なほどに多くの絵画の巨匠たちを出した」。司馬遼太郎さんの『オランダ紀行』の一節である。司馬さんは、その一人であるフィンセント・ファン・ゴッホについて、多くのページを費やし…

  •  難事件の解決に腕を振るった名探偵シャーロック・ホームズは、五輪にも控えめな足跡を残している。

  •  至極もっともな話でも、この人が口に出すと抵抗を覚える。「益々(ますます)災害は大型化してきます。老朽化した橋梁(きょうりょう)、道路、河川の堤防などの総点検を東京五輪などより最優先すべきです」。甚大…

  •  日本国憲法が禁じている「検閲」が、最近注目されている。14日に閉幕した「あいちトリエンナーレ2019」の企画展、『表現の不自由展・その後』のおかげだ。

  •  韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の自殺は、衝撃的なニュースだった。2009年5月、自宅近くの山の岩場から飛び降りた。盧氏は当時、親族による不正資金疑惑の渦中にいた。検察は、業者から盧氏の妻らに渡…

  •  『奥の細道』に旅立つ前年の貞享5(1688)年8月、芭蕉は木曽路から信州に入った。月末に江戸に帰るまでの旅行記が『更科紀行』である。芭蕉はなぜか目にしているはずの千曲川の句をつくっていない。

  •  多くの死傷者、行方不明者が出ている。千曲川や多摩川など各地の河川が氾濫した。土砂崩れや鉄路、道路が寸断された地域もある。過去最強級の台風19号に備えはしたが大きな被害が出た。引き続き救助、復旧活動に…

  •  政府が発行する貨幣は6種類ある。そのうちの1つはお目見えして以来、意匠と素材が変わっていない。公募されたデザインは、表と裏で別の人による作品が選ばれた。表側に刻まれた「若木」は伸びゆく日本の象徴だと…

  •  「常に政治は一寸先は闇であり光だ」。国民民主党の玉木雄一郎代表は10日の記者会見で語った。玉木氏を目にかけている亀井静香元金融担当相が9日のBS-TBS番組で、今年夏頃に同党と自民党の大連立構想が持…

  •  今年のノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰さん(71)は昭和60年ごろ、さかんに「三種の鈍器」という言葉を口にしていた。「三種の神器」をもじった造語である。当時、大手化学メーカーの旭化成に入社して1…

  •  「虎丸」という勇ましい名前をつけたのは、祖母だという。やはり囲碁棋士の兄、芝野龍之介二段の「龍」の字と対になっている。もっとも、史上最年少で七大タイトルを獲得した19歳の新名人は一見、虎のイメージと…

  •  ノンフィクション作家の足立倫行(のりゆき)さんは、常々不思議に思っていた。日本各地を旅していると、いたるところで「名物イカ焼き」の看板を見かける。なぜ日本人はこれほどイカを「偏愛」するのか。

  •  86年の生涯を終えた大投手、金田正一さんは若い頃、黒澤明監督を「オヤジさん」と呼んで親しく付き合った。黒澤さんは、金田さんの豪放磊落(らいらく)ぶりを「化けもの」と表現してかわいがった。

  •  公立小学校の教員の志望者が減り続けている。教員免許を取得しながら、民間企業に就職する学生が後を絶たない。学校現場の長時間労働が敬遠されているらしい。

  •  町には風邪除(よ)けの札が配られた。札といっても薄紙1枚に過ぎない。風の袋を担いだ鬼が不動明王の眼光に縮み上がり、ほうほうの体で逃げ出す絵が刷られていただけだった-とは、宮尾登美子の代表作『櫂(かい…

  •  人にはそれぞれ、心の琴線に触れる言葉があるのだろう。安倍晋三首相は4日の所信表明演説で、多様性を認め合い、老若男女の誰もが個性を生かすことができる社会を目指すキーワードとして、山口県仙崎村(現長門市…

  •  主人公は、香港警察の名刑事である。その命が尽きようとする、2013年の場面で始まる。香港のミステリー作家、陳浩基(ちん・こうき)さんの『13・67』(文芸春秋)は2年前日本でも刊行され、大ヒットした…

  •  第二次大戦中の1941年末にバルト海に臨むナチス・ドイツの秘密研究所で「V2」の実験が始まった。歴史上初めての弾道ミサイルが完成したのは、翌年10月である。

  •  贈り物をきっぱり断るのは難しい。福島県知事の逮捕にまで発展した昭和51年の県政汚職事件の記録『ドキュメント自治体汚職』(吉田慎一著)に、こんな場面があった。

  •  直木賞作家で実業家でもあった故邱永漢(きゅう・えいかん)さんは70年前、香港で暮らしていた。生まれ故郷の台湾で独立運動に関わり、国民党政府ににらまれて亡命していた。やがて大陸は共産党の天下となり、香…

  •  寒風吹きすさぶ秩父宮ラグビー場で一杯やったホットウイスキーこそ、ラグビーの味だと思い込んでいたが、違った。「ワールドカップ史上、最大の番狂わせ」と英BBCに言わしめたアイルランド戦では、日本全国で何…

  •  将棋の米長邦雄永世棋聖には、名人戦に6度挑んで6度敗れた過去がある。7度目の挑戦に際し、二回り下の羽生善治氏らに頭を下げて教えを請うた。最新の戦術を手に、悲願をかなえたのは平成5年5月だった。

  •  読書週間(10月27日~11月9日)にはまだ一月早いが、ようやく残暑も和らいで読書向きの季節が到来した。活字中毒の小欄は、手元に常に1、2冊の本がないと落ち着かないが、そうそういつも読みたい本と出会…

  •  お腹(なか)の大きい若い女性と元夫が、法廷で裁判官と向きあっている。養育費の支払いを求める女性に、元夫は「金もない、職もない」とうそぶく。「外に止まっているのは、きみの車だね」。裁判官は元夫からキー…

  •  「先生、気層のなかに炭酸ガスがふえて来れば暖かくなるのですか。」「それはなるだろう。地球ができてからいままでの気温は、たいてい空気中の炭酸ガスの量できまっていたと言われるくらいだからね。」。

  •  昭和の昔、海外旅行がまだまだ高嶺(たかね)の花だったころ。わざわざ東京・神保町の大きな書店まで出かけてトーマス・クックの時刻表を手に入れ、まだ見ぬ欧州を疾走する特急列車に乗った気分になった鉄道愛好家…

  •  20日のワールドカップ(W杯)の開幕戦、日本の快勝を中継で確かめた後、同じチャンネルでラグビー映画の名作を見た。クリント・イーストウッド監督の『インビクタス 負けざる者たち』である。南アフリカで19…

  •  秋のお彼岸、社会面にお引っ越しした「ひなちゃん」一家もお墓参りをしていた。「ごせんぞさまはみえないけど、いるんですよね!」と聞く、ひなちゃんはやっぱりいいな!!と癒やされたが、先週不可解な判決があっ…

  •  「血液型を調べる必要がある」と医師に言われ、おじさんは右の腕を差し出した。「型が違う」と首を振る医師に、「僕の血が違うたあ何だ」とおじさんは納得がいかない。「もう一度、左からとってみてくれ」。

  •  「寄り添うだけでは被災地は救えない」。東電福島第1原発で、増え続ける汚染浄化後の処理水をめぐる原田義昭前環境相の忌憚(きたん)のない言葉は、ずばり本質を射ている。退任直前には「(処理水を海洋に)放出…

  •  いよいよ、ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会が開幕する。観戦の助けにと、刊行されたばかりの『ラグビーの世界史』(白水社)をひもといた。19世紀の初め頃、イングランドのパブリックスクール「ラグビ…

  •  ソロモン諸島は、日本からはるか6000キロも離れた南太平洋の島嶼(とうしょ)国である。南部のガダルカナル島にある、首都ホニアラの国際空港が玄関口となる。もともと日本軍が昭和17年7月に上陸して建設し…

  •  「ドローン」(無人機)とは、英語で雄バチを意味する。飛行の際のブーンという音に由来する。空撮や荷物の配達、農薬の散布など、世界中で実用化が進んでいる。とはいえ、もともと軍事目的で開発された技術だ。

  •  昭和43年9月18日、熾烈(しれつ)な優勝争いを繰り広げていた巨人と阪神の一戦で、「事件」は起こった。阪神のエース、ジーン・バッキー投手の厳しい内角球に対して、王貞治選手はマウンドに歩み寄って抗議し…

  •  日本で初めてのマラソン大会は、神戸-大阪間で開催された。明治42(1909)年に大阪毎日新聞(毎日新聞の前身)が主催した「マラソン大競走」である。きっかけは、大阪毎日の関係者が観戦した前年のロンドン…

  •  中空(なかぞら)の月が風情を帯びる季節は、長雨や台風と重なることが多い。作家で俳人の久保田万太郎は〈月哀(かな)しわれから雲をくぐるとき〉と詠んだ。いわゆる中秋無月に嘆息した句として、お天気博士の倉…

  •  任期制自衛官も失業保険に入れない。公務員宿舎削減で緊急参集要員住宅が確保できない。頻繁に異動があるのに引っ越し費用は半額自己負担-。ジャーナリスト、小笠原理恵氏の新著『自衛隊員は基地のトイレットペー…

  •  ニューヨークは何度も停電に悩まされてきた。今年7月にも変電所の火災が原因となり、エレベーターに閉じ込められる人が続出した。ブロードウェーの公演も中止になり、ミュージカルの出演者は路上に舞台を移して聴…

  •  安倍晋三首相が今年8月に抜くまで、戦後最長の政権を維持したのは、首相の大叔父にあたる佐藤栄作元首相である。内閣改造を6回行った佐藤は、「議員名鑑」を常に手元に置いていたといわれ、「人事の佐藤」とたた…

  •  日産自動車の西川(さいかわ)広人社長の突然の辞任表明は、フランスでも大きく報じられた。日産と連合を組むルノーの本社があるだけに、当然である。フィガロ紙は、「ブルータスが辞任した」などと報じたそうだ。

  •  刑務所暮らしのつらさの一つは、読み物がないことだという。3度の服役経験のある安部譲二さんは、どこの刑務所でも木工場で働いていた。棚には、インテリアの専門誌『室内』のバックナンバーが並んでいた。

  •  歌人の俵万智さんに、わが子の命名を詠んだ一首がある。〈とりかえしつかないことの第一歩 名付ければその名になるおまえ〉。三十一文字の向こうに、命名の筆を持つ親の震えを見るようで、鼻がつんとなる。

  •  安倍晋三首相が11日に行う内閣改造と自民党役員人事をめぐり、政界の楽屋雀(すずめ)は誰がどのポストを射止めるかだの狙いはどうだのとかまびすしい。自身の栄達や利害に直結するだけに、与党議員の話題はほと…

  •  早くから55歳で「隠居」すると決めていた。兵庫県姫路市出身のドイツ文学者の池内紀(おさむ)さんは、小学4年で父を亡くした。高校1年の時、大学を出たばかりの兄が、勤務先で事故死する。生活が苦しい中、池…

  •  ボリス・ジョンソン英首相は、オックスフォード大で古典学を専攻した。もちろん、文豪シェークスピアにも造詣が深い。自身が主役となった前回の与党保守党党首選の政争劇は、まさにシェークスピア劇さながらの展開…

  •  以前あるイベントで仕事を手伝った女性から昨日、電話で突然の報告を受けた。「私、おすし屋さんになります」。東京都内で、出版などを手がける会社の社長、白形(しらかた)知津江さん(46)である。

  •  ロシア出身のマリア・シャラポワ選手は、テニスの2004年ウィンブルドン女子シングルス決勝で、女王セリーナ・ウィリアムズ選手を破って初優勝を果たした。17歳の若さだった。

  •  「たっぷりの大根おろしとともに脂の乗ったサンマの塩焼きを久しぶりに堪能した」。昨年9月初旬のコラムに書いている。7月の初セリでは過去最高値がつくほど水揚げが少なかったが、8月下旬になって北海道沖で漁…

  •  戦後を振り返る令和の夏も過ぎ、もう9月だが国柄や戦史にちなんだ小話のクイズを同僚から聞いた。最強の軍隊を組織するなら指揮官や参謀など、どの国から招くか。将軍は米国、参謀はドイツ、兵士は日本から。では…

  •  蟹(かに)は、甲羅に似せて穴を掘るという。人の行いや考えは、身の丈に合ったものになるとの意味のことわざである。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、29日の臨時閣議で展開した激しい日本批判を見て連…

  •  隠せばいいというものではない。公立小中高校の入学式や卒業式では、かつて国旗掲揚や国歌斉唱に激しい反対運動があり、正面に掲揚するはずの日の丸をできるだけ目立たないところに隠すように掲げ、「掲揚」したこ…

  •  舞台は第二次大戦下のアフリカ・ケニアである。主人公のワタルは現地で貿易商を営む父と奥地に向かう途中、別れ別れとなった。マサイの大酋長(しゅうちょう)ゼガの力を借りて苦難の旅を続けるワタルは果たして、…

  •  韓国大統領府の民情首席秘書官といえば、政府高官の監視など強い権限を持つ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2年前の就任時、検察出身者が就任するのが慣例だったポストに、ソウル大教授の法学者、チョ国(グク…

  •  いかにも世界最大の熱帯雨林アマゾンを有する、南米ブラジルらしい演出だった。3年前のリオデジャネイロ五輪の開会式である。約1万人の選手は入場の際に植物の種が渡され、行進中に大地に見立てた箱の中の鉢に植…