三島がいた 没後50年 記事一覧
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神島灯台は、明治43(1910)年に設置された。岩礁を照らし出す副灯を備え、浅瀬の多い難所の伊良湖水道を往来する船の安全を守ってきた。
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《歌島(うたじま)は人口千四百、周囲一里に充(み)たない小島である》 「潮騒」は、作品のモデルとなった神島(三重県鳥羽市)の説明から始まる。三島は執筆のために2度、島に足を運んだ。のちに「私の詩嚢(…
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「金閣寺」の主な舞台は京都市内に集中している。しかし、主人公の生まれた場所が舞鶴近郊の岬に設定されている関係上、この地域の持つ比重は非常に大きい。第一章で登場する舞鶴の金剛院も作品の中で重要な位置を…